【天然石】ラブラドライト
20201104
ラブラドライト(labradorite)、言いにくいようで言いやすい。どんな姿の石か想像できますか?
ラブラドライトはカナダのラブラドル沿岸のセント・ポール島で虹色の閃光を放つ「長石」が発見されたところから始まります。
「長石」といえばムーンストーンも同じ仲間です。時にホワイトラブラドライトとか、レインボーラブラドライトとか呼ばれたりします。
このラブラドライトの放つ虹色の閃光はラブラドレッセンス(シラー)と呼ばれています。
これは、銀河系の他の惑星から、地球上でこの鉱物を持つ人に発せられた情報だといわれています。
存在感がとにかくすごいです。一度見たら魅了されることでしょう。
石言葉
思慕(しぼ。したう、あこがれ)
記憶
調和
この言葉から「果てしない永遠のものに対する強い想い」のようなものを感じます。
宇宙的な、彼らとの交流の記憶が蘇ってくるようです。
【エマーソンの詩】
19世紀アメリカの思想家であり詩人のラルフ・ワルド・エマーソンは、ラブラドライトを折り込んだ詩を残しています。下記のようなものです。
「人は、ひとかけらのラブラドライトのようなものだ。手にしてみても何の輝きもないが、ある角度に至ればたちまち深く美しき光彩を放つ」
"A man is like a bit of Labrador Spar, which has no luster as you turn it in your hand until you come to a particular angle, then it shows deep and beautiful colors."
いろいろな意味に解釈できますが「人それぞれに長所があり、その部分をうまく活かすことによって光輝くことができる」とも理解できます。
霊的な効果
ヒーリング効果の高いこの石は、抑圧された感情を開放してくれます。
また、肉体的な痛みなどの問題も患部に石を当てることで傷や打撲などの症状を改善し、痛みを取り除いてくれます。
肺をはじめ、呼吸器系のはたらきを活発にし、血液と神経系統に活力を与える力もあります。
宇宙エネルギーとのつながりも持ち、魂の深いレベルへと働きかけて、今世の使命に気づかせて進むべき方向へと導いてくれます。
また、高次の意識レベルへ到達できるようオーラバランスを整えてくれます。
「再会の石」ともいわれ、ソウルメイトや親友などとの偶然の出会いを強力に引き寄せる力を持ちます。
人は生まれる前に人生のおおまかなあらすじを決めてくるといわれます。これは魂のブループリント(青写真)といい、今世の概略設計図のようなものを表しています。
ブループリントは行動次第で知らず知らずのうちに書き換わってしまうことがありますが、できれば道を外したくないものです。
ブループリントを正しく知って目標を目指すのもいいでしょう。知るための手段はあるので興味のある方は調べてみるといいと思います。
ラブラドライトはとても強い石です。まだまだ伝えきれないことは沢山あります。
科学的な効果
効果は特にありませんが、美しさから宝飾品として使われることが多いです。
天然の煌めきがあなたをより美しく演出してくれることでしょう。
浄化・お手入れ
割れやすく、水や塩、日に若干弱目です。水晶や乾いた布で拭く、特に月光浴は最適でしょう。
写真
まずはアクセサリーから。
ブレスレットもあるのですが、今回は逃げられてしまいました(映りたくなかったようです)
ペンダントトップです。この角度と光では水色のように見えますね。
違う角度から、光を調節してみました。
青く輝いています。右側から光を当てているのですが、こんなに青くなるとは思いませんでした(笑)
そして、フクロウの置物も、あっと思って購入してしまいました。
ラブラドライトって元はこのような色をしているんです。けっこー地味〜ですよね…
ラブラドレッセンスを放つと、驚くほどのシラーを見ることができます。こういうのって動画で見てたいんですよね…。
一般的に青色〜緑色のシラーが多いですが、黄色はちょっと珍しいです。赤色のシラーもあるのですがまだ見たことはありません。
違う角度から。
左のフクロウさん。
右のフクロウさん。
なかよしフクロウさん。
どうでしょう。まだまだラブラドライトの魅力を伝えきれてませんが、とにかくきれいです!
フィンランドのユレマ地方のものが地色が濃く輝きもいいのでオススメです。
ブレスレットにする時は、ムーンストーンやラリマー、アクアマリンなどと合わせるととても華やかな感じになりますよ。
おっと、特性を見つけたので載せておきますね。
ラブラドライトには劈開性(へきかいせい:硬度に関係なく、ある一定の方向に割れやすい性質のこと)があるので、強い衝撃を与えないように注意してください。
ラブラドライトは層状に結晶しているため、研磨した状態ではヒビ(結晶層)が目立ちやすい特性があります。これは石の構造によるものです。
長石にはまだまだ「サンストーン」という、これまたとても神々しい石もあるのでそのうちに。
悉く書を信ずれば則ち書無きに如かず