無駄な時間？

肌の手触りが悪いので、
洗顔して鏡で顔を覗いてみた。

たしかに毛穴が詰まってた。

でもそれ以外の毛穴は目立っていない。

あれ？いつの間に？
そうか、美容液が効いているのか。
やっぱり早めに使っておけば良かった。
これで化粧するときの手間が省ける。
私に必要なのは美容液だったのね。なんて。

そういえば学生時代はニキビが気になって、
できたニキビに薬を塗って
トイレに行くたびに
鏡を見ては確認をしていた。

まだ治ってない。
でも少し小さくなったかな？
すぐに治るなんてことあり得ないのに。

そんな小さなものを気にし過ぎて
取り乱したこともある。
ニキビなんてできなければ…
ニキビのない肌が私の全てだったのか。
小さいのに私にとっては大きな存在で、
憎らしい存在だった。

藁にもすがる思いで皮膚科に行った。
若い女医先生だっから、
気持ちは分かってもらえると
勝手に思い込んでいたのに、
大したことはないわよ。
だなんて軽くあしらわれた。
私にとっては一大事なのに。

もちろん先生は私に塗り薬を処方し、
アクセーヌというニキビ向けのブランドの
日焼け止めのサンプルをくれたのだけれど。
でも私は先生をよく思えなかった。
もうあの皮膚科には絶対行かない。
なんて勝手に怒り狂ったものです。

それから大学時代には　
ニキビに気を止めすぎて、
今思えば生活習慣とか
問題は別のところにあって、
そっちを直せば良かったのに、
薬で治せたものだから、
安易に薬に頼ってしまって、
強い薬を飲み続けたことがあった。
薬をお守り代わりにしていたのかも。

ちなみにここは男性の医師だった。

おかげで私も体を壊してしまい、
数年間は通院して副作用に苦しんだ。
髪の毛は抜けるし、バサバサするし最悪。
頑張ってトリートメントとか駆使して
どうにかそれなりに見えるように
努力はしたけれど、
でも髪の毛自体細くなってしまっていたから、
もうどうにもならなかった。
通院してから5年したくらいに
ようやく髪質は復活したけれど、
それでもあの5年間は人生で一番綺麗な時期をドブに捨てた。

そういえば昔は美白効果があるとして
水銀が入った化粧品を使って
水銀中毒になって亡くなった貴婦人も
多かったみたい。

あるベテランBAさんも
皮膚からでも体に吸収はされるし、
体になんらかの影響はある。
化粧品だって薬と同じだよ。
なんて自分の商売の批判をしてまで教えてくれた。

今もまだ吹き出物となったニキビはできるし、
多少は気にかかるけれど、
昔ほど気にならなくなった。
歳を重ねていくうちに、そんな小さな問題に気にかけていられなくなったのかもしれないし、
あれでだいぶ懲りた。ほどほどが大切。

しかもあれからニキビや吹き出物が
数時間で治るという、
自分的には偉業を成し遂げだので、
吹き出物なんて相手じゃない。　　

ところで、
探し物も探しているときには見つからない。
毎回本当にそう。不思議で仕方がない。

冷蔵庫の上に定規を置いてみたり、　　
「ハサミさん、ハサミさん。
あれはどこなの？教えてください。」
と、ハサミに聞いてみたり、
(これは今にして思えば狂気の沙汰)
人から聞いたおまじないまがいなことを
散々試してみたけれど、
やっぱりすぐには見つからない。

結局いつも諦めた頃に見つかる。

でも今まで見つけられなかったのは、
盲点があったから。

見ていたつもりで、
見えていなかったところがあったからだと、
今にしては分かるようになった。

おかげで探し物をすると、
別のことに気を取られてしまう。
普段は見ないアルバムとか見始めちゃったりして。

追記
ちなみに私のニキビの特効薬。

●ニキビ→よく顔を洗って角栓を取り除き、化粧水(私はオルビスだった)をたっぷり使う。

●吹き出物→よく洗って水分と油分のバランスを保つ。洗顔後乳液のようなテクスチャーのパック(できれば鎮静作用のある美白マスク)をする。

●日中→肌が荒れないように、肌荒れが悪化しないようにあらかじめ先手を打つ＋肌荒れを鎮静化させるために
イハダのバームとオロナインを塗り、低刺激で紫外線吸収剤不使用の日焼け止め(私はキスミーベイビー)を塗ってから軽くベースメイク。

●角栓を取るときはクレンジングオイルやガスールパック、酵素洗顔やスクラブなどを使って優しく洗い流す。シートパックは最終手段。