キューバに行こうと_Wi-Fiなし生活の話。
もしかしたら、見るべき場所、食べるべきもの、撮るべき写真を逃しているかもしれない。
さて、私たちはいったい何をそんなに一生懸命に探しているのか?
逃すことを怖がりすぎてはいないか?
損をすることを恐れすぎてはいないか?
キューバは基本、Wi-Fiはつながらない。ただし一部のホテルと公園近くとかのWi-Fiスポットではつながるらしい。
「らしい」というのは、端っからWi-Fiはつながらない、つなげない前提で旅をしたので積極的にそのへんの情報を取りにいっていない。
行きのトロント空港から帰りのトロント空港までだいたい1週間くらい、デジタルデトックスを体験できた。
ちなみに滞在してたカサ・パティクラル(民宿)は部屋にテレビもなかったことも付け足しておこう。現地のどうでも良さそうな緩いクイズ番組の鑑賞をするのが割と好きなので、この点はちょっとガッカリだった。
旅の情報源は2冊のガイド本と指さし会話帳による現地の方への聞き込みである。昔懐かしの旅のスタイルだ。さらにキューバには観光案内所的なところもない。よって観光マップも存在しない(見つけられなかっただけかもしれない)
夜、宿にて隅から隅までガイド本とにらめっこ。次の日の予定を考える。
「明日はひとまず~、クラシックカーのツアーに乗ってみて考える?」
「明日ははちみつを買いに行こうか」
「ええ~。どこいく?」
「何食べる~?」
などとグダグダし、1つ次の日の行動が決まればいいところ。
そして気がつく、このいまいち決められない状況は、別にインターネットが通じていても同じではないか?
インターネットがつながっていようがいまいが結果は同じではないか?
見るべきもの、食べるべきもの、撮るべき写真も逃すべくして逃すのだ。
当方、デジタルネイティブ世代ではないからか、「Wi-Fiがつながっていたら本を持って歩かなくてもいいのになぁ。本は重いなぁ」などと多少思うこともあったが、基本的にWi-Fiがなくとも特に問題なし。
スマートフォンがなくても禁断症状などが起きないことが確認できたのは収穫であった。
※一応補足をしておくと、スマホ自体を使っていなかった訳ではない。写真を撮ったりあらかじめ入れておいた翻訳アプリ(オフライン)を使ったりしました。
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