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小学校受験の思い出①~夏にやらかしたこと~

毎年、この時期になると思い出すこと。
そう、それは娘ちゃんの小学校受験。次回以降も、なにか思い出したら書きたいなと思って①としました。

なぜこの時期に思い出すのかと言えば、「受験写真」を撮影するから!!その、ワタワタした思い出は、もう15年近く前のことなのに。


受験写真

私立小学校の受験をしたんですよ。あれは、もう子どもの試験ではなくて親の試験です。

情報は無駄に多く、死ぬ気で受験に向かっている親子もいれば、我が家のように「できることをして、結果を受け入れる」というスタンスの親子は、温度差が……

それで「受験写真」でショックを受けたことを思い出したのです。
我が家は家からほど近い百貨店の写真館で予約をして、撮影してもらいました。とても賢い良い子に見えるように撮ってくださって、満足したのを覚えています。

しかし、撮影したのは8月後半くらい。お外やプールで遊んで真っ黒に日焼けして、なんとも健康そうな肌色で写っていたのです。
それを、受験塾のどなたかに指摘されたんですよ。
「え?あの学校受験するのに、こんなに日焼けしちゃったの」って。

写真も、どこぞのデパートの写真館がいいだの、この地域だとぜったいあそこの写真館がいいんだけど、みんなが殺到するから予約はすごく早くとらないといけない、とか。そりゃもうみんなの情報が入り乱れるんです。

無理かもしれない。
もう願書を見ただけで不合格かもしれない、とその言葉がぐるぐると頭の中を回っていました。

でも結局は、写真の肌色が健康的に日焼けしているのは、むしろ元気そうでよいのでは?と塾の先生に言われて、あっさり納得。撮り直しませんでした。すべての学校その写真で出願しましたね。本人だという確認がとれればいいわけですから。

学校説明会

第一志望の学校の説明会が、こんな暑い時期だったのも印象的です。
年中さんから受験準備をしていましたが、年中のときは「こんなに暑いのに学校まで行けない。」と単純に思って、行くのをやめました。

お母さまたちは、みーんな同じ紺色のワンピースをお召しになって参列されます。ほんと、今思い出しても不思議な集団です。
あれが、暑い。説明なんて聞いてられないかも。私が。と思って。

でも年長さんの時は、必死で行きました。
募集人数のいったい何十倍参加してるのよと、心がくじけました。
これだけの人を押しのけて、うちの娘ちゃんが合格をいただけるなんて思えない。やっぱり来なければよかった。って。

受験対策ノート

娘ちゃんと、受験したときのことを先日話していて、「受験対策ノート」なるものが存在していると言ったら、是非見たいというので出してきました。

受験塾の授業の注意点、復習すべきことなど。事細かに書いてありました。

受験は何校かしたので、その学校ごとの対策や面接で聞かれたらこう答えようと思っていることなど。

そして、今の時期なにをしていたのかなって、スケジュールページを見たら。案の定「受験校別特訓」的なものを受けてたみたいです。
そして娘ちゃんとともにびっくりしたのが、その受講料。たまたま、どの講座を選ぶかで受講料を記入していただけのようですが、ばか高い。

受験って、金銭感覚が麻痺します。
受講しなかったから駄目だった、なんて思いたくないですから。

今はただ懐かしい

あの頃はなにもかも手探りで、一生懸命で、若かったなーと懐かしく思うばかり。
今思うと、別に娘ちゃんが私立小学校に行かれなくてもよかったのに、ちょっとしたゲーム感覚(といったら失礼なのですが)くらいで楽しんでいたように思います。

なによりも、我が家は小学校受験に不利な条件ばかり。
夫と約束していたから、とりあえず実行せねばと思って受験塾の門をたたき、「片親でも受験できそうな学校ありますか」なんて最初にお聞きしました。

当時は、母親は専業主婦が良いとされていて(学校によります)、仕事を持つ母はそれを隠しておくように言われたりしてました。
私は夫が亡くなってからは一家の大黒柱だから、働いていないなんて嘘はつけないし。

むしろ「経済力、生活力のある母」をがっつりアピールして、合格を勝ち取りました。ほんと、私、つよい。怖いもの知らず。

その後娘ちゃんは、その後の受験も私の強力な介入によって、「ちょっと無理かもしれない学校」にするすると入学し、「私ってすごい運がいい」と言っています。
いやいや、すべてママのおかげだよ。




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