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続・脳の話

「ゲゲゲの鬼太郎」で、八百八狸と鬼太郎が戦う話がある。鬼太郎は勝利した、己の体の形と引き替えに。だが、人間どもは我々の勝利だと思い込み、鬼太郎の活躍に気づかない。テレビで鬼太郎批判を言う日本の総理大臣に、「チキショー」と地団駄踏むねずみ男。

鬼太郎は、人に誉められる為に妖怪と戦っているわけではないから、人間の言うことなど我かんせずかもしれないけど、ねずみ男の反応が一般的であろうか。

こういう話もある。鬼太郎は心の病にかかった。無意味な妖怪退治のせいとナレーションが入っている。無意味・・・。究極のところ色々な事に何も意味なんてないかも。

昔呼んだ童話。むかしむかし、自分の命令を、国民は何でも聞くと思っている王様が、「この日付、この時刻に大声をだす事」と御触れをだす。王様は、国民全員が大声をだす光景をお城から高見の見物というわけだ。

ところが、この命令には誰も従わず。いつもより少しも物音がたたない、しーんとなる事態に。国民全員が、国民全員が大声だす声を聴こうと聞き耳をたてたためというオチ。

まわりの反応は予測できないけど、自分の行動は自分の脳は、たとえ失敗を招こうが

二度とないその時の、最適解をはじきだしたはずと信じる。



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