iPhoneで祝日に起床アラームを自動的にオフする方法
はじめに
iPhoneのアラーム設定は、平日と土日では分けることができるが、祝日に対応していない。うっかり切り忘れて祝日なのに朝早く起こされるのはムカつく。仮にアラームを切ってゆっくり寝られたとしても、その後ONにし忘れたら翌日鳴らないのでとても怖い。
10年ほど前のガラケーは祝日対応していたので、目覚ましとしてだけ使い続けてきた。山の日ができたり天皇誕生日が変わったりオリンピック未遂で祝日が移動したりと罠が増えていったのだけど我慢。しかしカレンダーが2020年までしか対応しておらず、ついに使い物にならなくなってしまった。どうにかしないと。
調べたところ、iPhoneのオートメーション機能でどうにかできるようなのだが、詳細を書いているページがあまり見つからない上、うまく動かなかった。試行錯誤しておそらくうまくできたので、手順を書き留めておく。私と同じ悩みを抱える人の役に立てば幸いである。
以下の例では、日曜~木曜日の夜20時に、翌日が祝日でなければ6:00の起床アラームをONにする。翌日が祝日のときにはONにしない。
なお、手順はiPhone8、iOS14.3で作成したもの。また、標準カレンダーに「日本の祝日」が追加されていることが条件。追加されていない場合はこのへんを参照されたし。
手順
1.時計(iOS標準搭載)アプリを起動
2.6:00のアラームを「起床時刻」という名前で作る
※このとき、繰り返し設定はしない。
3.ショートカットアプリ(iOS標準搭載)を起動
4.「個人用オートメーション」を選ぶ
5.「時刻」を選び、時刻=20:00、繰り返し=毎週(日~木)に設定。
次へ。
6.「+アクションを追加」、App を選ぶ
7.カレンダー→カレンダーイベントを検索
8.開始日:次の期間(未来)、1日を選ぶ
9.「フィルタを追加」で、カレンダー 次と等しい 日本の祝日
ここまででこんな感じ
10.右下のカレンダーを×で閉じる
11.下からAppが現れるので同じく×で閉じる
12.青い「+」を押し、「スクリプティ」を選ぶ
13.かなり下にある「制御フロー」の中から「if文」を選ぶ
14.「もしカレンダーイベントが 任意の値 ならば」 にする
追加したものはこんな感じ
15.さらに「+」を押して「App」を選ぶ
16.「時計」を選ぶ
17.「アラームを切り替える」
18.アラーム「起床時刻」を「オン」に変更 にする
追加したものはこんな感じ
19.18で作ったものを「その他の場合」の下にドラッグして完成!
「次へ」を押すと、確認画面が出るので「実行の前に尋ねる」をオフにして完了。
アラーム名や時刻等、お好みで変更を。休みの日は8:00にアラームをかけたいという場合には、「もし~ならば」で休日用アラームをONにする設定を加えればOK。
最後に
自分の環境ではうまく動いているものの、これを使った結果アラームが鳴らずに遅刻をしても早起きする羽目になっても当方は一切の責を負いません(お約束)
iOSのオートメーション機能は起動のトリガーもアクションもかなり自由度が高そうなので、たとえば子供に持たせたiPadでYoutubeアプリの開始と終了時に自分にメールする、とかもできそう。今のところやりたくないけど。。。
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