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第二回「ドイツのHipHop その①」

こんにちは。
GWど真ん中に蒲郡にてイベントをやっています。私です。バックヤードで待機してる時間を使って2回目書いてみます。ざっくりと好きなドイツのHipHopの紹介をさせていただきます。

Beginner(ビギナー)
1991年にハンブルグで結成された6人組のAbsolute Beginner。後に3名体制となりBeginnerと名前を変えます。ベテランとなった現在も活躍されています。

「Fäule」DJマッドの笑顔がかわいい。

「Hammerhart」PVが凝ってる。

「 Füchse」Samy Deluxeと一緒に。


Samy Deluxe(サミー デラックス)
スーダンにルーツをモルラッパー兼プロデューサー。

「So Besonders」

「Roter Velour」


Bushido(ブシドー)
ベルリン育ちのグラフティアーティスト兼、ラッパー、プロデューサー。チュニジアにルーツを持つ。名門Aggro Berlinと契約し活躍。Sonny Blackという名義も使っていました。色々問題発言やトラブルを起こす人。

「John Wayne」

「Hades」ファミマを練り歩く。Bushidoはマッチョイムズの塊ですね。


Sido(シド)
本名Paul Hartmut Würdig。SIDO名義の由来は諸説あり。鉄製の髑髏マスクMaskeがアイコンだった人です(最近かぶってない)悪ふざけ、攻撃的な歌詞でお馴染みですが息子の事を歌ってホロリとさせたり色々なミュージシャンとコラボして見せたりと多才です。今はとてもクリーンなイメージ。

「MEIN BLOCK」

「BILDER IM KOPF」Sidoのイメージが変わった曲。

「Löwenzahn」PVもかっこよく大好き。

「Erwachsen sein」どちらかと言うとBushidoメイン。歌詞もめっちゃ良くて大好き。

Ich wollte nie erwachsen sein
Hab' immer mich zu Wehr gesetzt
Von außen wurd' ich hart wie Stein
Und doch hat man mich oft verletzt
Irgendwo tief in mir
Bin ich ein Kind geblieben
Erst dann, wenn ich's nicht mehr spüren kann
Weiß ich, es ist für mich zu spät, zu spät, zu spät

大人になりたくなかった
いつも抵抗していた
外側から見ると私は石のように固くなっていた
それでも私はよく傷ついた
心のどこかで
私は子供のままだった
それを感じられなくなったとき
もう手遅れだとわかっている
遅い、もう遅い、もう遅いんだ

Peter Maffay(ペーター マファイ)というレジェンド歌手とのコラボです。
PVの中で船を運転してる人です。上記は彼のパートなのですが歌詞に重みを感じます。

PeterさんはTabaluga(タバルガ)と言うドラゴンのキャラクターを作った事でもお馴染みです。デザインは絵本作家のHelme Heineさん。

着ぐるみのクオリティよ…

TVでも放送されていました、シュール。

Sidoの話から逸れました、戻ります。

「Ne Leiche」大人気の2人組SDP(Stonedeafproduction)とのコラボ。Sidoのすごいとこはこういう事も出来るとこ。

「Au Revoir」実力派Mark Forsterとのコラボ。これも歌詞が良い。



Kool Savas(クール サバシュ)
ドイツHipHop界のラスボス(だと勝手に思っている)Savasさん。筋が通ったかっこいい人です。PVに車がめっちゃ出てくるので車好きと想像。

「All 4 One」AZADと(二人とも若い…)

「Schau nicht mehr zurück」Xavier Naidooと。

「Warum Rappst Du?」なんでラップするの?という意味。それぞれのラッパーの個性が出ています。

「Jedes Wort ist Gold wert」上記のSidoと。
2人はRoyal Bunkerと言う名前でアルバム出してます

Savasはトルコにルーツを持ちます。
と、ここで紹介したラッパーさんはドイツで活躍しながら様々な背景や歴史を持っており個性と深み、哀愁を感じさせ、問題提起をしてます。強いメッセージ性が魅力なのです(喧嘩も良くしていますが)


Blumio
(ブルーミオ)
私事になるのですがストリートファイター6に登場するエドというキャラクターのテーマ曲です。ドイツ語で歌われています。

「König oder Feigling」SF6 EDテーマ曲

エドはドイツ語のHipHopにする!と決めていました。ルーツがドイツにあるからです。諸々ありまして前作では英語で歌われています(これはこれで好き)

その歌詞と歌をBlumioさんにお願いをしました。
Blumioさんは日本にルーツを持つアーティスト。

「Meine Lieblingsrapper」Blumioさんを知った切っ掛け。上で紹介した人のモノマネもされています(日本のラッパーさんのモノマネもされてますね)

「Hey Mr. Nazi」名曲。素晴らしい和訳付き

言語がちがっても伝わる強いメッセージ性。
個人の歴史を感じさせる歌詞。そんな音楽が大好きです。(ドイツ語HipHopはもう一回書くかもしれません。Eko FreshとかGenetikkとか紹介したいですね)

それじゃ、また。

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