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CE描き方アドバイス③あなたの視点が表現できるのはココです!

みなさん、こんにちは!
はちみつコミックエッセイ編集部の片野です。

元々コミックエッセイの描き手だった私が「気をつけるともっと良くなるよ!」というちょっとしたコツをアドバイスさせていただくコーナー第3回目です。

第1回目は「ト書きが多すぎる問題
第2回目は「コマの減らし方

そして3回目は「あなたの視点はココ!」というわけですが…
コミックエッセイを描いていると、だんだん何か人とは違う事柄が起こらないといけないような気がしてくるんですよね。
興味はないけど釣りを始めてみようかな…とか、ペットでも飼おうかな…とか、結婚したり子ども産んだりしたらネタが増える?!とか……

でも大事なのは「できごと」ではないのです。
というお話。

特に「子育てエピソード」というのは探さなくても次から次にネタが降ってきます。(逆に降ってき過ぎるのでアウトプットするスピード感が重視されるかもしれないですね。)でもそれだけだと、面白いんだけど誰が描いてもだいたい一緒!に、なりがち。

この人が描くから面白い!
と思ってもらえてファンが増えるには、起こった「出来事」と「オチ」だけでなく、「そこで何をどう思ったのか」「実際何をしたのか」という部分にスパイスが効いているといいなと思います。

今日は夕方から嵐らしい。
それに備えてあれもこれも前もって準備して行動していたのに、大好きな喫茶店で飲む珈琲が美味しすぎて長居し、結局嵐に巻き込まれびしょ濡れで帰ることになった。トホホ…

ではなく

今日は夕方から嵐らしい。
嵐と言えば小学生のとき、外にでたとたんに前にいた子の傘がひっくり返って飛んで行った。一瞬だけどその子も空に浮いたのを見た。
メリーポピンズに憧れていた私は「傘で本当に飛べるんだ」と思った。
嵐がくるとわかると無性に傘をさして外にでたくなったものだ。
そろそろ帰らなきゃと思っているのに、そんなことを思い出しながら飲むこの喫茶店の珈琲は今日も美味しくてつい長居をしてしまった。

というようなその辺で起こる普通の出来事だけど、個人的な想いなんかが描けるとその人の人となりがわかって面白いなぁと感じます。

次回は「掲載媒体をイメージしましょう!…スピード感が命。」です!

お楽しみに~!


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