マガジンのカバー画像

断髪小説

4
運営しているクリエイター

#バリカン

断髪小説 強制受験散髪(刈上げおかっぱ)

カランカラン

「嫌だ!絶対切りたくない!」
「しょうがないでしょ!中学受験の面接があるんだから!」

なにげなくいつもの床屋に入ると、小学生くらいの女の子と、お母さんが、大きな声で揉めていた。

少しお待ちください、と言われ、椅子に座った俺の心は、これから起こるであろうことを想像して、内心、ドキドキが止まらなかった。

「もう!お母さん買い物に行ってくるから、その間に切っておくのよ、髪型は、前髪

もっとみる

断髪小説 強制ファンタジー系断髪(剃り上げおかっぱ)

「あー、どっかに大金落ちてないかなぁ…」

「何言ってんの、そんなこと言ってる暇があったらバイトでもすれば?」

「だって疲れるんだもん」

「そりゃそうだけど…あ!」

「なに?名案でも浮かんだ?」

「ふふふ…ちょっとね…」

それから一か月後…

とある島に集められた、今回の提案者の百花と、報酬10万円に目がくらんだ沙也加。

なんでも、島で海の家を1日やるだけで、報酬10万円という破格のバ

もっとみる

断髪小説 強制校則散髪(刈上げおかっぱ)

由佳は東京から親の仕事の都合で越してきた。
喘息持ちだったこともあり、空気がとても綺麗で、この土地をすぐに気に入った。

そしてこれから通う中学校に挨拶に行くことになった。

生活指導の先生と、校長先生、由佳と、由佳の母、の四人で面談室に入る。

授業内容など、説明が終わった後、生活指導の先生から、

「由佳さんはいま髪が長いですが、この学校では校則で禁止されていますので、次の登校日までには直して

もっとみる

断髪小説 強制家庭散髪(刈上げおかっぱ)

莉子は小学校4年生、いままでは見た目にあまり興味がなく、ずっと父に適当に髪を切ってもらっていたが、最近、はじめて同級生に好きな男の子ができて、リップを塗ったり、コロンをつけたり、ちょっとしたオシャレにも気を遣うようになっていた。

「莉子、お前、髪伸びたな。切るか」
「え、そんなに伸びてないよ?また今度にしよう!」

あまり気にしていないようなフリをして、話を流そうとした莉子だったが、
父の発言を

もっとみる