シェア
片栗粉
2024年7月21日 15:59
カランカラン「嫌だ!絶対切りたくない!」「しょうがないでしょ!中学受験の面接があるんだから!」なにげなくいつもの床屋に入ると、小学生くらいの女の子と、お母さんが、大きな声で揉めていた。少しお待ちください、と言われ、椅子に座った俺の心は、これから起こるであろうことを想像して、内心、ドキドキが止まらなかった。「もう!お母さん買い物に行ってくるから、その間に切っておくのよ、髪型は、前髪
2024年7月19日 19:23
「あー、どっかに大金落ちてないかなぁ…」「何言ってんの、そんなこと言ってる暇があったらバイトでもすれば?」「だって疲れるんだもん」「そりゃそうだけど…あ!」「なに?名案でも浮かんだ?」「ふふふ…ちょっとね…」それから一か月後…とある島に集められた、今回の提案者の百花と、報酬10万円に目がくらんだ沙也加。なんでも、島で海の家を1日やるだけで、報酬10万円という破格のバ
2024年7月19日 14:22
由佳は東京から親の仕事の都合で越してきた。喘息持ちだったこともあり、空気がとても綺麗で、この土地をすぐに気に入った。そしてこれから通う中学校に挨拶に行くことになった。生活指導の先生と、校長先生、由佳と、由佳の母、の四人で面談室に入る。授業内容など、説明が終わった後、生活指導の先生から、「由佳さんはいま髪が長いですが、この学校では校則で禁止されていますので、次の登校日までには直して
2024年7月19日 09:59
莉子は小学校4年生、いままでは見た目にあまり興味がなく、ずっと父に適当に髪を切ってもらっていたが、最近、はじめて同級生に好きな男の子ができて、リップを塗ったり、コロンをつけたり、ちょっとしたオシャレにも気を遣うようになっていた。「莉子、お前、髪伸びたな。切るか」「え、そんなに伸びてないよ?また今度にしよう!」あまり気にしていないようなフリをして、話を流そうとした莉子だったが、父の発言を