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レーザー彫刻機改造~排煙装置の製作~

はじめに

レーザー彫刻機を導入したものの、動かすと窓を開けていても煙と臭いが部屋に充満してしまいます。
これでは作品制作はおろか動作実験もできません。
使用頻度も多いわけではないので、既成の排煙装置はコスト高です。
窓から煙を逃がすだけの簡単な排煙装置を製作しました。

部材の購入

当初はPCファンを使おうと思っていましたが、値段がそれほど高くないことと今後も何かしら使えそうなのでダクトファンを買いました。

私が買った時は5000円くらい。
φ100のものを買いましたがもっと小さくてもよかったかもしれません。
本体がそこそこ大きいので置き場所に困ります。

あとはレーザー出力部に繋ぐための配管が必要ですが、430x400の範囲を動くのでフレキシブルなホースが必要です。
いろいろ考えましたが、洗濯機に使う排水ホースがちょうどよさそうです。

これはホームセンターで買いました。

部品の作成

接続のための部品を3Dプリンタで作成します。

レーザー出力部に付ける部分
ダクトファンとホースの接続部品
出来上がりはこんな感じ

組み立てと試運転

ホースを本体側と
ダクトファンに接続

窓は開けっぱなしだと寒いので網戸をセリアで買ったダンプラで目張りし、ダクトファンの部分だけ穴をあけておきました。
ダクトファンは使用時のみ設置します。
ほとんど開けることのない窓なので明かりが取れれば網戸は使えなくても問題ありません。
若干大がかりなので全体の写真がありませんが、ホースがつながっているだけなので想像してください。

効果

レーザーの射出側から見るとこんな感じになっていて、元々保護カバーの一面に開いている穴を覆うようにしてあります。
彫刻時に出る煙のほとんどは発生直後に吸い込まれダクトファンから排出されます。
効果は絶大で部屋の中には全く煙が出なくなりました。
試しに保護カバーを外して試してみましたが、全く問題なく吸引してくれています。

さいごに

簡易的な排煙装置ですが、効果にとても満足しています。
これで寒い時期に窓を全開にする必要もないですし、部屋の中でも思う存分レーザー彫刻機を動かすことができます。
ダクトファンは二回りくらい小さくてもよかったかもしれません。
常設するわけではないので音がうるさくても小型のものを買うべきだったかな?
ともあれ、いつでもレーザー彫刻機を動かせるようになったのはとてもうれしいですね!

それでは、またの機会に~!

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