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【質問】仕事を辞めたいと思ったことはありますか?それをどのように乗り越えましたか?

私は基本的にあんまり働きたくないし、できれば家でぼーっとしてたいです。なんで、常にうっすら仕事辞めたいわーと思ってます。なんで、一つ目の質問のお答えは「数限りなく思ってます。」です。大きな波小さな波色々ありました。

2つ目の質問はさくっと答えるのがなかなか難しいですが、ある意味「全く乗り越えてない」のかもしれません。辞めたいなー、じゃあ辞めるか?でも他に何かできることある?地元に帰るのも実家に戻るのも、死んでも嫌だ。他に女がいっぱしの給料を稼げる職種に変えるか?でもお金ないから学校行き直したりできない。営業は向いてないし…。とか、いつもぐるぐる考えた結果、結局踏ん切りはつかずに次の日の朝がきて、その日の仕事は結構楽しかったりして、「あれ?なんで辞めたかったんだっけ?」ってなって、また次の日がやってくる、って感じだったと思います。お恥ずかしい話「辞める勇気も根性もなかった」とも言えるかもしれません。

ただ、その波を特に乗り越えるでもなく、ある意味ずるずる仕事を続けていられたのは、何個か理由がある気がしています。

1、コネ入社だったので、辞めることで私を推薦してくれた先生や、研究室の後輩に迷惑をかけてしまうので早々に辞められなかった
2、尊敬する師匠達に巡り合い、その師の庇護下で伸び伸び仕事をさせてもらえた
3、職場が気の良い先輩や同僚ばかりで、人間関係が良好かつ、ある程度評価してもらえた
4、仕事内容や仕事のスタイル(出張多い、毎年新しい仕事をランダムに受ける)が本質的に嫌いではなかった(ある程度性に合っていた)
5、技術者としてやれることが増えた時、達成した時、何かに貢献できた時に喜びを感じることができた
6、3〜4年毎に異動し、同じ会社の中でも新しいチャレンジができた

今あげた辞めなかった理由って、そ仕事に対するモチベーションと言い換えることもできるかもしれません。

今回この質問、考えていくと結構難しくて、どう答えるかすごく悩みました。本当に数限りなく辞めたい瞬間はあったのに、具体的にどうやって乗り越えたかの具体的なエピソードって思い浮かばなかったんです。
それって言ってしまえば、記憶に残らないくらいのレベルの悩みなのかもしれないけど、それでも、やっぱり何らかの要因がストッパーになって、なんとか続けてこれたんだろうな、と思い至りました。

色々と挙げた中で、人間関係が概ね良好だったのは私にとっては決定的に辞めるに至らなかった最も大きな要因だったと思います。

私自身はたまたま同じ会社に10年以上い続けることになりました。ただ、長く一つの仕事を続けることや、一つの会社に居続けることそのものには全く価値を感じていません。毎日毎日、辞めたい辞めたいと鬱々と念じながら、前向きな気持ちになれずに生きているのは建設的でも健康的でもないと思うからです。そうなってしまったら、真剣に自分と向き合ったほうがいいんじゃないかと思います。
例えば、私の場合、自分がその場に対してなにか価値を与えられていると感じられず、逆に自分自身も全くなにも得ることができないと思うことがあれば、何の満足も感じられず幸せだとは思えないと思います。なぜなら、仕事はお金を稼ぐ以上の満足感や充実感を得る機会だからです。(私の場合ですよ。別に仕事にやりがいはいらない、という意見にも賛同します。)

辞めたいと感じた時にどう自分と向き合うか?

以降は私の考える辞めたいと感じた時にどう自分と向き合えばいいのか?という問いに関する個人的な意見です。質問の答えとしてはちょっと行き過ぎなのですが、ご参考まで

前にどこかで読んだことがある、辞めるか迷った時に自分の考えを深める方法。
①辞めたい理由と辞められない理由を紙に並べて書いてみる。
②そのリストを眺めてみる。どれだけいっぱい辞めたい理由があっても、今現在辞めていない理由に並んでいるものは、それがたった一つの理由であっても自分の仕事人生の中で大切に思っていることである。
③もしその理由が満たせない職場であれば、悩む間もなく既に辞めている。しかしながら今辞めてない理由を改めて見た時、自分にとって本当に大切だと思えれば、まだ続ける価値がある。

この方法を読んだ時、なるほどな、と思いました。
これをやる時に一つ必ずやるべきことは、辞められない理由に書いたことが、自分が本心から思ってることなのか、世間や周りの価値観でそう思わされていることなのか、よく見極めることです。
例えば、とくにまだ社会人1年目なら、自分の社会人としての(自立した大人としての)アイデンティティが確立してなくて、漠然と親や自分のいたコミュニティの価値観でものを考えている可能性があります。

例えば、よく言われるであろう、「せっかく入った会社を一年目で辞めてしまうなんてもったいない(なにがどうもったいないの?自分にも職場にも明らかにプラスに感じられない事を長く続けるほうがもったいなくないか?)」「やってれば慣れてくるはず(ほんとに?)」「一年目で辞めたら次の就職先は今よりも条件が悪くなるし、辛抱ができない人だと思われてしまう(1年以内に辞めてキャリアを積み重ねている人はいる。ネット上にもいっぱい体験談ある)」「きついのは最初だけ(先輩達はずっとしんどそうなのに)」みたいなこと。その先輩や親達の価値観ではそれは確かに真実だったのだろうけど、時代も状況も体力も知識も何もかも違う人達の言う事を真にうける必要ってどのくらいあるのでしょう。
もちろん自分が心からそう思うなら、自分にとっての価値観に従っていけばいいと思います。でも自分が心から思えていないなら、その辞められない理由に過剰に重きを置く必要はなくなります。このワークは自分にとってなにが大切なのか、その輪郭をはっきりさせられるのではないかと思います。

学生時代に親や先生から言われた事に従って生きていた人には、自分の頭で考えたり、感じたりしたことに従うのは怖いことかも知れません(私はそうでした)。でも、残念ながら親も先生も同僚も上司も会社も、私の人生や幸福には何の責任も取ってくれないんですよね〜。

社会人として、自立した1人の大人として、決めるのは自分自身だし、その結果を受け止めるのも自分自身です。自分で自分の人生の舵取りをする覚悟ができた上での決断なら、辞めるのも続けていくのも、自信につながっていくと思います。

また何かありましたら、いつでも質問箱にどうぞ。

それではまた。

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