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【Women in STEM】Dell の西欧地域副社長の講演を聞いてきました

今日は久しぶりのWomen in STEMの活動で、Dell UK&Irelandの副社長、Claire Vyvyan氏の講演会に行ってきました。IT業界で35年のキャリアを持つ理系出身の女性で、3児の母でもあります。とてもフレンドリーでお話上手、優しいけどもここまで男社会で生き抜いてきた強さを感じる素敵な方でした。

Vyvyan氏は大学時代はスポーツと数学を専攻、大学院ではコンピューターサイエンスを専攻し、ソフトウエアの会社から、ハードウエアの会社を渡り歩いて、現在の地位まで就いた方です。35年以上も前の数学科には女性が1人だけだったそうです。まだインターネットもノートパソコンもWindowsもない時代、コンピュータプログラミングはパンチで紙に穴を開け、それを機械に読ませて行っていたそうです。まさにコンピュータの歴史をその最先端でずっと見続けてきた方です。しかも、3人のお子さんを育てながら。まじ、すごい…。

今回の講演は大変少人数で(多分事務局が人集めミスった)、Q&Aが大変盛り上がりました。私が聞いたのは以下の2つ

1. 変化の激しい業界の中で、いかに時間を作りモチベーションを保ってきたか

2. 初めてやること、経験や知識が足りてないことをやるときに、どうやって来たか

1への答え
働いて、勉強して、働いて、勉強しての繰り返しだよね、あと寝て。でも、自分がどんなキャリアを築いていきたいかを考えたら、自然となにをするべきかは決まってくるはずだよね。

2への答え
あなたはリスクを取ることをまず学ぶべき。そこが女性と男性で一番違うところですね。男性は10個条件があって一つでも当てはまれば手を挙げる、女性は全部当てはまらないと手を上げたがらない。でも、男性と同じ用に手を上げて、もし全くうまくいかなくて損害を与えたとして、最悪は何?仕事首になるくらいじゃない?仕事クビになれば、次の会社を探すまで。今理系の女性は数が少ないから企業は積極採用してる。失うものはなんにもないよ。リスクを取る練習をしたほうがいい。

他にもいろんな質問が飛んでいました。覚えているものだけ書いておきますね。

○男性と待遇に差があった場合はどのように対処すればいいですか?
そりゃもう、すぐに対処すべきです。まずは話し合って、埒が明かないならさっさと退職して次を探そう。理系の女性は今どこの企業も積極的に採用しています。そういう扱いをしてくる会社に長くいても、人生の無駄。仕事が楽しくない、毎日朝起きて仕事に行くのが嫌だ、って、そんなの嫌でしょう。好きな会社で楽しく働いたほうがずっといい。

○初めての会社を選んだ理由はありますか?どういうところを選べばよいでしょうか?
いろいろ考えちゃうと思うけど、私はその時興味があったところを選びました。その後のキャリアでも面白そうなものを選んで来たら、今になっています。

○大きな会社と小さなスタートアップのような会社、どちらを選ぶのが良いでしょうか
どっちも!最初の方に所属した会社は始まったばっかりの会社で、本当にいろんなことをやらせてもらえて、そこにいた頃に子供を生んだのね。女性社員も初めて、その人が妊娠出産するのも初めてで、なんにもわからなかったから、上司が3週間休みくれて、職場にベビーベッド買ってくれて、3人共会社で育った。前例がないから、色々やってもらえてとても素晴らしい環境だった。小さな会社に所属したことで、マネジメントの経験を積めて、それが今のマネジメントポジションにつながっているのね。大きい会社もメリットがあるし、向き不向き、自分の人生の方向性似合った働き方をするのがいいよね。

参加者が女性だけだったので、突っ込んだ話を聞くことができました。最近、ちょっと落ち込み気味だったので、すごくいい刺激になりました。今日はとても良い日であった!

それではまた

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