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眼の不快感の原因
春日部の皆さん、こんにちは。
5月に入って、やや肌寒い日が続いてますね。
母の日、子供の日と行事が盛沢山。GWは、楽しめましたか。
さて、今回の話は、眼の不快感の原因についてお話します。
私の外来のライフワークは、患者様の目の不快感を取り除く事が一つの目標ですので、今回の話は、私の治療の肝の部分になりますね。
さて、眼の不快感と言えば、眼の刺激感、痒み、痛み、涙目、霞目、乾きなどがあります。これらの原因は多岐にわたります。全てを話す事は難しいですが、その中でも、非常に頻度が高いですが、多くの一般人が知らない病気、結膜弛緩症についてお話します。
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御覧のような状態が典型的な結膜弛緩症の写真になります。ここで涙がどこで作られ、どのように眼の上を流れていくのか見てみましょう。
下図でlacrimal gland(涙腺)というのが、眼の外側の上瞼に存在し、ここで涙が作られます。そして、瞼の縁を通って、lacrimal puncta(涙点)という部分から涙が吸収され、最終的には、鼻水や唾液と一緒に外に出されます。
![](https://assets.st-note.com/img/1716185596125-xEcm3zrjWY.jpg)
もうお分かりですね。
結膜弛緩があると、特に下の涙の通り道が邪魔をされてしまいます。
こうなると、涙が目の外に流れて、涙眼になったり、異物と同じ感覚で、眼が刺激されたり、痒かったり、時には痛みがでます。また、涙が目で覆われるのも邪魔をするので、乾き目や、見え方にも異常がでます。
非常にドライアイと症状が酷似しており、きちんと診断しないと見逃す事の多い疾患です。
治療は、点眼治療を最初に行いますが、それでも治らない場合は、手術加療も致します。
どちらも当眼科で対応しております。
ちなみに余談に近いですが、涙眼の一番多い原因は、全体の半分近くの44%がドライアイ、25%が、この結膜弛緩、涙の通過障害は、たったの14%とという統計もあります。つまり、涙眼で困っている患者様は、7割近くは、治る可能性が高い事になります。
それでは、皆さん6月に。
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