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拙作のコミカライズ連載が始まりまして。

やっと精神的に落ち着いたので、つらつらと思ったことを書いてみます。
というわけで表題の通り、拙作「恋する男子に星を投げろ」のコミカライズ連載が10/4から始まりました。コミックページはこちらになります

おさらいなんですが、なぜコミカライズに至ったのか、という経緯ですけどもジーンピクシブ主催ゆるきゅんBL漫画原作コンテストで【大賞】を頂きまして。
そのときの喜びの記事はこちら
大賞作品は、コミカライズ決定だったのです。ありがたいことに。

ぶっちゃけると私に大賞の一報が入ったのが、結果発表当日で、Pixiv宛てにメールが届いたのです。
担当編集様と挨拶をかわし、今後のスケジュールを詰めていきながら、まだ大賞だということに実感が沸かず、結果発表を経て、フォロワーさんからの沢山のおめでとうの言葉をもらって、なんだか、すごいことになってしまったのでは?と激しく動揺しました。

同じコンテストに友人も多数応募していて、その友人たちがおめでとうと言ってくれたことで、ずっと憧れていたてっぺんからの景色はいろんなものが見えることを知り、これからは、無駄な謙遜をしたり、自分を卑下したりしてはいけないのだと、身を引き締めました。

同時に、小説の公募のように自分と出版社様で作り上げる本、というだけではなく(もちろんそれもすごいことです!!!)
この作品に作画を担当してくださる方がいて、この作品の今後がその方の今後も左右することになるのだということに、これはえらいこっちゃ……と足が震えたのを覚えています。

あと担当様から、このコンテストが第1回目で、過去に前例がなく、いろいろと試行錯誤していかなくてはいけないことも教えていただき、この企画は今後の動向が注目される一大イベントなのでは?と思い、これは……本当にえらいこっちゃーと(2回目)さらに作画先生のゆとと先生が期待の新星で、超大型新人であることを聞いて、本当にえらいこtt(3回目)

そして、それからの私は、作品が評価してもらえて大賞がいただけたとはいえ、私にできることはなんだろうか、といつも考えていました。
実際、作品はすでにできているので、何かをすることはないのですが、役に立てることは、なんでもやらせてくださいと担当様にお願いしました。
ボーイズラブ小説をめぐるお話なので、小説の話が多々でてきます。
そのために作中小説なども、作画のお役に立てればと、プロット起こして準備したり、キャラのことがわかるように、とキャラシートを作ってみたり、でも、実際、こんなことしか出来ない自分が歯がゆくて。

でもそんな中、唯一の自信だったのが、自分がこの作品を書くまでにかけた時間と情熱、それだけは間違いないということでした。
ぶっちゃけ、小説作品としてはアラが目立つんじゃないかしら、と危惧してるんですけれど、私自身はこの作品を映像化する前提で書いているので、動きが楽しい展開を心がけて書きました。文字を追うより、動いているところが絶対に楽しい作品だと自信を持っていえます。

だからこそ、コミカライズの1話を見せていただいたときに、それをゆとと先生が、ほぼ完璧に汲み取ってくれて、描いていただいたので、ものすごく感動したんです。

ゆとと先生は作画を担当するにあたり、私とは違う種類のプレッシャーをお持ちだったと思います。努力を惜しまない、頑張り屋さんな一面を、お持ちの素晴らしい先生です。
私は、ゆとと先生とめぐり合わせてくれた担当様に心から感謝しています。

また、担当様もご自身の考えをきちんと持っていらっしゃる頼りがいのある方で、これまでも様々な決断をしてもらう局面でその手腕を発揮していただき、私とゆとと先生の間に立って、手綱を引いてくださる有能な方で心から信頼を置けます。

私自身、リアル職業が出版関係ということもあり、一冊の本ができるまで、どれほどの人が動いているのかを知っています。
でも、その現場に置いて、本が出来上がるその前も、いかにチームワークが大切なのかを今回、身をもって感じました。なので、素晴らしいお二人と出会えてお仕事ができることは、とてもラッキーでした。

漫画でも小説でも、カタチにすることの大変さを実感しつつも、大変なことばかりでもありませんでした。
自分のキャラクターたちがイキイキとしている様を見るのは、とても幸せなことで、私の頭の中という狭い世界で動いていた彼らが、ゆとと先生の手によって、表の世界で楽しそうにしているのを見ると「この子たちすごくいい子なので、よろしくお願いします!」という気持ちでいっぱいになります。

今後、話が順次公開されていく中で私、ゆとと先生、担当編集様のチーム恋星男子で作り上げていくこの作品が、多くの人の目に触れて、楽しんでいただけることを願っています。そしてご友人やまわりの方に、この作品のことを伝えてくださるとありがたいです。

あと、あの作品の中には、私が小説を書くときに悩んだことや、多くの先輩たちから受けたアドバイスも沢山詰まっています。
物語を紡ぐ側の人の心にも、何かが残るといいなと願っております。

まだ連載は始まったばかりなのですが、公開初日から多くの方に感想や応援RTをしていただいて、本当に感謝しています。これからもできることを頑張っていきますので、今後ともご支援していただければ嬉しいです。

そして写真のお花は、親愛なる先輩"谷崎トルク先生"から頂きました。
まだ先生の足元にも及びませんが、その背中と肩を並べられるくらいになりたいです。

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