岡村隆史氏の発言について思うこと

お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史氏が自身のラジオでした発言が問題になっている。

彼がどのような発言をしたかは、ここでは述べない。個人的には、かなり気分が悪くなった話だったが、彼の発言の当否について述べたいわけではないので、まあ、興味がある方は、ご自分でググッてください。

彼の発言に関しては、賛否両論あって、「否」の方が多いからか、あるいは、「否」の方が大きく取り上げられているからか分からないけれど、とにかく炎上して、「ごめんなさい」ということになった。

さて。

以前にも書いたような気がするけれど、お笑い芸人がなーんにも考えずに言ったことをあげつらって、責めるというのは、これ、あんまり意味ないんじゃないかと思う。幼い子どもが、何にも考えずに「ばーか」と言ったのに対して、本気で怒ったってしょうがないのと同じ理屈である。「彼は子どもじゃないじゃないか」という反論があるかもしれないけれど、この世の中には大人になっても子どもじみた人がいるということを知らないとしたら、その人自身が大人のなりをした子どもであると言わざるを得ない。

加えて、これも以前に書いたことだが、お笑い芸人というのは、人の目を引いてなんぼの世界で生きている。すると、勢い、お笑いと直接関係ない話であったとしても、その発言は、かたよったものになってくる。言わば、職業病みたいなものだ。

お笑い芸人が何か言ったところで、「また、バカがバカなこと言ってら」で終わればいいだけの話を、大事にしないと気が済まない。彼の発言を有識者的な人が「異常だ」と言っていたけれど、つまらないことをわざわざあげつらって問題視するその人の心性も同じくらい異常ではないだろうか。

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