見出し画像

アロハ・スピリット

円安が過ぎる中、今年のゴールデンウィークはハワイに行ってきた。
3,4ヶ月前は、中東〜アフリカ大陸に1人旅をしてきた人間とは思えないベタベタな海外旅行先だけど、10年振りのハワイは思った以上に自分のマインドを変える行き先だった。

ハワイに到着してから数日経って「あれ?そういえばハワイの人優しすぎない?」と思った。

今回の旅行は85歳のおばあちゃんを連れていたので色々と心配な面があったんだけど、ハワイという行き先を選んで大正解だった。理由はその優しさ。

例えばローカルのバスに乗って目的地に着いて下車しようとする時、歩行が遅いおばあちゃんが下車する前に気づかず、乗車してしまう人がいた。

それは全く仕方がない事で、別に下車する人と乗車する人がすれ違う事が出来るくらいのスペースはあるから問題ないというのが私の感覚なんだけど、ハワイの人はわざわざ一度バスの車内に足を踏み入れて、階段を登り終えて、おばあちゃんの存在に気づいて、階段を降りてもう一度バスの外に戻って最高の笑顔を見せるの。

それも1度でなく、2度そういった場面に出会した。

人に優しいというのにプラスして東京の感覚だと、時間的な観点からも気にせず乗車しなくちゃ寧ろ迷惑という気持ちになるけど、心の余裕・時間的余裕がこの島の人々にはある。

アメリカには、ロサンゼルス、ラスベガス、ポートランド、サンフランシスコ、ニューヨークなどに行った事があって、殆ど緊張感がある場所かつ、自己主張が強い人種だと思ってたからまあ本当にびっくりした。

ハワイと日本を数十年行き来している知り合いに「ハワイの人、優しくてびっくりした」と伝えると、それは「アロハ・スピリットだね」という返しが来た。

”アロハ・スピリット”って言葉、その時まで知らなかったんだけど、「人にリスペクトを持って接していきましょう」という様な意味合いらしい。
素晴らしい文化を知れた。

まだ一部しか知らないけどやっぱりハワイには多くの人々を魅了する力が確実にある。

東京に戻っても、少しは「アロハ・スピリット」を自分の心の中に持ちたいと思った。こうやって人って少しづつ変わっていくのだろうか。
2024年GWハワイ編の話。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?