見出し画像

SFMOMA(サンフランシスコ近代美術館)に行ってきたわよ

SFMOMAとは?
アメリカ西海岸で初めての20世紀の芸術作品のみを展示する美術館「サンフランシスコ美術館(San Francisco Museum of Art)」として1935年にオープンした。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

SFMOMAは近代アート美術館の中で最大規模を誇る美術館で、所要時間が4時間と言われている。

ただ、この日は時間がなく...1時間といった短い時間の中で印象的だった2つの展示をピックアップし、記録として残そうと思う。(あんなにも小走りで美術館を周ったのは後にも先にも初めてだ)

①Ragnar Kjartansson(ラグナル・キアルタンソン)の最愛のビデオ インスタレーション「The Visitor」

1つ目の作品はビデオインスタレーション。
時間もなければ、長文英語を読むスキルもない中で「音」と「映像」と「空間」で感じれる体験に一瞬で心を掴まれた。

インストレーション入り口

暗い通路をくぐり抜けると、そこには10個くらいのスクリーンとスピーカーで囲まれた真っ暗なだだっ広い部屋。

「寝ている人の横で」「湯船につかりながら」「バルコニーから」…様々な場所で音楽を奏でる人を映し出すスクリーン。

フカフカの黒い絨毯の上に、座ったり、寝転んだり、佇んだり。全部の映像を一気には見ることが出来ず、それぞれお気に入りのスクリーンに目を向け鑑賞するスタイル。

どこのエリアに近づくかで、音の大きさが変わる。
バルコニーの映像からは外の虫の音、お風呂場からは水の音など演奏場所特有の音が近づくと聞こえてくる。

人が音楽を演奏している映像なんて、何度も何度も見てきたはずだけど、心がずっと震える感覚があって、「出なきゃいけないけどここにずっと居たい」少ない鑑賞時間をこの空間にほとんど費やした。その空間にいる人、全ての人が作品に酔いしれていたと思う。

Stay homeだったコロナ渦で出来た作品なのかな?と思ったけど、2012年の作品とのこと。

非常に言語化が難しい魅惑的な体験だった。

余白が美しい階段


②Joan Brown(ジョーン・ブラウン)

Joan Brown / American
1938, California, United States
1990, Puttaparthi, India

サンフランシスコの英雄の一人である、Joan Brownの回顧展。彼女自身も生涯にわたるサンフランシスコ信者であるとのこと。ユーモアある表現の抽象化や気まぐれさ、色とりどりの色彩。クスッと笑いたくなるような元気の出る彼女のユーモアがとても好きだ。

人が入っちゃた〜と思ったけど奥行きでて意外と好きな写真
とても可愛い
とても可愛い
熱心なスイマーだったとのこと。なので水泳の作品がとても多い。
プールってなんかいい。
ストーリーを感じる。

お土産コーナーにてJoan Brownの絵があって、

「脚」とか抽象的な絵があったら買ったんだけど、「顔」とか「全身」が描かれている具体的な絵はいらないんだよな・・・

と好きな絵とへやに飾りたい絵って違うものだなと感じながら、SFMOMAを後にした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?