見出し画像

食わず嫌いとは…

冒頭の写真が、いきなりのイケメンで失礼します。

10数年ほど前に、世の中に「冬ソナ」旋風が巻き起こった頃、私は幼稚園児を筆頭に、下は乳児と3人の男の子の育児にほぼワンオペで、奮闘していた頃であった。

癒しは、寝かしつけた後に撮りためたドラマを見る、無類のドラマ好きであった。そんな私にご近所のママさんが、キラキラのフェロモン全開の顔でドンと貸してくれたDVD、「冬のソナタ」であった。すごくいいから!と。

その頃の私は、本当に疲弊していてドラマに癒ししか求めてなかったが、マフラーを巻いてチラつく雪を斜め上に見上げるヨン様では全く癒されず…。

DVDの2枚目をデッキに入れぬまま、旋風の中に入ることはなく、どこか韓流ドラマには拒絶さえ覚えたほどであった。

私は、韓流ドラマ好きじゃない…

韓流ドラマの話をする人はたくさん周りにいたが、あまり好きじゃないんだよね…とやんわり、アピール。
聞いてるフリだけで、聞く耳も持ってなかった。
(正直、見る気持ちがわからないし、俳優も同じ人に見えて判別もつかんやん。)
声には出さないが、そんな風に思っていたのである。

そんなこんな、10数年。

私のことをよく知る長年の親友が、騙されたと思って見て!絶対好きだし、キュンキュンするから!と、ゴリ押しで勧めてきたのが、また韓流ドラマ。

「愛の不時着」であった。

ちょうど、子供にせがませれてNetflixに入ったところ。限定配信してるからとオススメしてくれたのである。

まあ、感想も言わなきゃなというある意味義理で見始めたのだが、これが…

寝食を忘れるほど、どハマりし。
毎日毎日、このために時間を作っては効率よく家事を済ませて、1話90分ほどのドラマ、CMなし、全16話を一気に見ることになってしまったのである。

韓流ドラマはちょっと…(受付ません)

だった私が、この変わりよう。
以前、よく韓流ドラマの話で盛り上がり、私は流し聞きしていた、お友達数人にLINEをすることになる。

「オススメある?」

愛の不時着に始まり、スカイキャッスル、ボーイフレンド、ムーヴトゥヘブン、無法地帯、今は海街チャチャチャ。

まだまだ、見たいものやオススメしてくれているものは多数あり、時間が足りないぐらいである。

愛の不時着、スカイキャッスル、ボーイフレンドともに、最終回は涙涙で、本当に数日は心を持っていかれるほどの影響力である。

登場人物の人柄、家族との関わり、ストーリー、背景、人との関わり、韓国の文化、伏線の散りばめ方、そして回収のされ方。

長いストーリーの中で本当によく描かれているなと感心してしまう。
そして、何より日本語訳も上手で、聞こえてる韓国語もとても心地よい。

このご時世、お家時間の充実はNetflixや Amazonのような、サブスクの発展様々でもある。

アラフィフに片足を突っ込んだ身としては、大いに人に語れる趣味ができたと、老後もキュンキュンしていきたいところです。

かといって、韓国語を勉強したいとか、覚えたい欲はないが、いつかは行ってみたいドラマのロケ地。
とまで、思う上に、冒頭の写真はボーイフレンドの主役のジニョクさんがスマホの待ち受けになっている。

10数年前のブームを巻き起こしてくれたヨン様には、見向きもしなかったが、今は感謝しかない。


カムサハムニダ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?