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2020年の社長業を振り返ってみたら意外と普通でした、今年もよろしくお願いします

新年明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。皆さんにとって2020年はどんな1年だったんでしょうか。

経営者としての私の一年はどんな1年だったんでしょうか?皆さんきっとお家で過ごして時間があるかもしれないので、よければ2020年の振り返りにもお付き合い下さい。

先にお伝えすると、結構普通の1年でした。ピンチは何回もあり、その度にいっぱい考えたし、「偉大な経営者の先輩を、形からマネる」というミーハー作戦も実施してみましたけども結構普通の1年でした。

働き方が揺れ動いた2020年。今年は独立や副業を始める人も多いと思います。ピンチの時の経営者(しかも3年目で経験値無い)はこんなだったんだな〜と思って頂けたら幸いです。

1月:一人不景気先行開始

人材業界はオリンピック以降は不景気が来ると言われていたこともあり、ありとあらゆる固定費を削減しまくりました。あの時削減した会社の皆様、業務委託で手伝ってくれてる皆が「なんでそんなに怯えるの?」という雰囲気でしたがリーマンショックを体験してる私にとって1番怖い物は不景気でした。結果不景気は来たような来ないようなよくわからない1年でしたね。

2020年私の社長としての動物的な勘が最もナイス働きをした瞬間でした。

といったら聞こえは良いですが、実は私は2019年後半の経営に失敗してまして、コロナを受ける前から1人不景気がやってきていたのです。どう考えても、お金が、足りない。そしてコロナの見立てで売上ヨミが減っていく。どうしよう。本当…どうしよう?ばっかり考えてた年始でした。どうして今も会社が続いてるのか、わからないけどなんとかなってる。

2月:精神論に逃げる

このままじゃ何かがダメだ、でも、何をどうしたらいいんだろう?と思いつつ、お知り合いの税理士さんが開催している「確定申告酒場」にいったついでに開催されるお知り合いの「手相酒場」に行きました。

経営者は占いが好きだとかいう噂はきっと本当だと思います(柏木に限る)一切他の人の責任に出来ないけど、どうしてもションボリしたいときはあるじゃん?でも人のせいにするのはダサいから、せめて運勢のせいぐらいならいいなじゃないか?と思ってみてもらった手相が

・商売センスはあることがわかり(運勢のせいにできないが嬉しい)

・この先3年間は耐える年である(思ってたより長い)

ということわかってしまいました。つまり経営が上手くいかないのは自分のせいでありこの壁はまだ続くということです。まぁ、当たり前なんですけど。

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※テンション上がったので思わず記念撮影した

が、手相をみてくれた先生が教えてくれた手相以上の教えが私には激刺さりしましたのでそのお話を共有します。私がもう壁は嫌だ、そもそもなんのために壁がいるのかわからない…と言ったところ、

「壁や逆境はあなたに問いかけてるのよ。それでもあなたは(自分が決心したことを)続けますか?って。だから壁を前にしてやめることだって出来るわよね。でも、あなたは続けるわよ。社長だもの。」

壁や逆境は乗り越えるためにあり、突破しなきゃ・乗り越えなきゃ前進できないとおもっていたけど、問いなのであれば自分が「続ける」と思えばそれだけでまずは十分な気がしました。この話は身近な先輩などにしましたが、「手相とかに逃げる前にまず数字」と言われて刺さらず終わりました。いい話だと思うんですが、これで状況は良くなるわけでも無いですからね。ちゃんと手のひらを返して数字に向き合おうと決心したりもしました。


In the middle of difficulty, lies opportunity.(困難の中に、機会がある)

これはアインシュタインの言葉ですが、自分のデスクにこちらのメッセージを貼りました。Opportunityを探す。これなら出来る。

2021年は困ったときに精神論に走らないよう心がけたいです。

2月でもうこの長さですので、まだ大分続きますがお付き合い下さい。

3月〜12月

金融機関の情報を目を皿にして相談にいったり、良い仕事の評価を貰って喜びの舞をしてみたり、休業している先輩のバーをオンライン対応してみたり(最も大変だったのが、PayPayで支払って貰う導線作りでした。私何屋さんだっけ?)動画コンテンツ作って失敗してみたり、震えるほど優秀な人に出会ったり、「目が笑って無くて怖いんですけど」と泣かれたり、対面で行政機関に行ったら「社長はどなたですか?え?あなたですか?小さすぎませんか?」みたなリアクションを貰ったり、師匠にしたいと思うような凄い丁寧な仕事をしている人と出会ったり、ものすごく的確な商売のアドバイスをもらったり、筋トレしたりしてました。

実際の業務はこれ以外の出来事ですし、終わらない悲鳴も沢山ありましたし、「まじかよ!」と思うこともいっぱいありました。感情が追いつかないぐらいのことも沢山あったし、喜怒哀楽の割合が1:4:4:1だった気がします。

あと、9月に1度心が折れそうな程体力的に疲れました。「渋谷ではたらく社長の告白」の中に、サイバーエージェントの藤田社長が宇野さんに買収の相談をしにいくシーンの前後にとぼとぼと街を歩くシーンがあるのですが、「それと同じことをしたらなにか状況が変わるかもしれない」と思って皇居の周りを歩いてみました。普通でした。

空が、綺麗なだけでした。

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こういう小技は他にも沢山やってみました。特に華々しい結果に繋がらなかったのでおすすめはしません。

1年の振り返り

仕事の環境が大きく変わり、色んな選択をした人を見てきた1年でした。関わり方が変わっていたら、きっともっと力になれたかもしれないな・・・と悔やむことや、門出を祝いたい気持ち、「家族が独立するから応援したい」という祖談、給与が改悪して副業を本気で考えないといけないという相談、体調がメンタルで不安定な話…あらゆる事例をぎゅっとまとめて聞いた1年でした。薄く聞こえるかも知れないけど、決断をした皆さんの2021年が良いスタートになることを私は願っています。

こんな1年間でした

いかがだったでしょうか。こんな1年間でした。去年もいっぱいサクセスしたぜ!イノベーションしたぜ!な話の方がよかったですかね?だとしたらごめんな、私は飽きちゃったんですよ!そういうサクセスストーリー。

綺麗な話より普通の話のほうが参考になるなじゃないかと思ったんですがいかがでしたでしょうか?

2019年に「来年は自分で事業をしようと思う」って言ってた人いっぱいいたじゃん!2020年終わったよ!どうだった?やってない?なんで!

社長になれるほどのキラキラしたストーリーが…ない…?

っていう話を沢山聞いたのですが、残念ながら私もない!キラキラしたストーリーなんて!って思いましたので今年はこのような話からスタートしてみました。関わる皆様の絶大なるおかげで私は普通の日々を過ごせたことはもう身に染みて日々感謝してるんですが、今日はあえて違う角度で共有させていだきました。

社長業って、職業だよ、普通ですよ。だから、挑戦したいと思ったら挑戦したらいいよ。

経営するって、数字と運を科学し続けることだと思っています。実行ありきだし、長い長い道のりです。その分、はじめの一歩は意外と優しい。と思っています。(続けることに色んな難しさがあるけども)

2021年がはじまりました。去年以上にありとあらゆることが激変し、二極化していく1年です。激変の状況の中では、経験やこれまでの成功体験が使えなく、良いも悪いも状況によってコロコロ変わります。だからこそ、いっぱい失敗してもどさくさに紛れて周りも気にしないから挑戦しやすい時期でもあります。でも忘れないで下さい、激変する状況で何かしなければ、取り返しのつかないぐらい状況に置いていかれちゃうリスクもセットです。

挑戦をくり返していたら、きっと自分を磨かせてくれる美学と出会い、輝かしい功績や出来事を作り出せるかもしれないと期待しながら、やれることをやっていきたいと思います。

お互い駆け抜ける2021年になりますように。

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