地場について

地場とは

① そのことに直接関係する地域。地元。例:地場産業
② 証券業界では、取引所周辺 兜町、茅場町あたりを指す。

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地場筋:取引所周辺で営業している中小証券やこうした証券会社の店舗にいつも出入りして相場を張る玄人のこと。 大手証券や一般投資家、地方の業者に対する用語として使われていましたが、立会場が廃止されてからあまり使われなくなりました。(大和証券より)

立会場:取引所で会員が一定時間に集まって売買を行う場所のこと。 以前は証券取引所の中にあり、場立ちと呼ばれる証券会社の市場部員と才取り会員が売買を成立させていました。しかし、売買執行の迅速化やコスト削減、効率化を図るために次第にコンピューターによるシステム売買が商いの中心となり、東京証券取引所では1999年4月末で立会場が廃止されました。(同)

場立ち:取引所の立会場で、手サインを使って売買注文を伝達する証券マンのこと。 東証は1999年4月に立会場をなくし、場立ちによる株式取引を廃止しました。ニューヨーク証券取引所は、現在もこうした形態を部分的に残しています。立会場には、証券各社のブースと、各社が持ち寄った注文を付けあわせるポストが設置されています。各社のブースから手サインで「場立ち」に注文が伝えられると、「場立ち」はポストに集まり、自分の注文を先に執行させようと、先を競ってもみ合いました。こうした騒然とした風景は、取引所の風物詩でした。

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板付きバッタ:ポストに張り付いていて、サインを読んでブースからポストに注文が付く前に注文を出す人。

兜町雀:噂を含めた地場情報をピーチクぱーちくしゃべる地場筋の人を、うるさくさえずる雀に例えて。

大手証券は兜町を去り、今の茅場町・兜町には昔の面影はありません。しかし、地方の方でまだ証券地場を見た事が無い方は是非、この地図の茅場町・兜町に足を運んで見たらどうでしょうか。中小証券の看板はまだ多くあります。地場筋の人たちが集まった喫茶店はほとんど無くなりましたが、路地裏には昔の面影がまだ残っています。これから再開発が進むと目に見える地場は無くなり、ネット上だけの市場になりますので。

しかし、不思議な事に私の耳には今でも、地場情報と言うものが入って来ます。ネットを含めたメディア関係者、少なくなったとは言えコミッションセールスのプロもいます。証券取引所の中に放送ブースがあって、多くのゲスト出演の方々の本音が漏れるのかもしれません。昔の市場をリードしたレジェンドたちも時々徘徊(失礼)しています。

今の地場情報を一口で表すと「混乱」です。この予想外の上昇相場を当てた地場筋は皆無で、「この相場分からない!」と叫ぶレジェンドを見かけました。空売りでやられているのかも知れませんね。




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