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暗号資産投資に必須!成功に繋がるチャートの見方:上級編


こんにちは。暗号資産投資のまとめノートです。

今回はチャートを読み解くためにもっとも重要となるトレンドラインの正しい引き方や使い方、メリットについて解説します。

トレンドラインを正しく使えるようになると様々な場面での判断材料になります。是非とも最後までご覧ください。

トレンドラインを引く目的とは

・トレンドの有無の確認
・エントリーポイント(サポート・レジスタンス)
・エントリーの根拠
・エグジット(利確)の目安

以上のような目的をもってトレンドラインを引きます。トレンドラインを引くことで様々なことに活用することができます。

さらに詳しく活用方法について解説します。

トレンドラインの引き方と活用方法

トレンドラインには2種類のラインがあります。 右肩上がりの上昇トレンドラインと右肩下がりの下降トレンドラインです。

それでは、トレンドラインを正しく引く方法について5つのSTEPに分けて詳しく解説します。

トレンドラインの正しい引き方5STEP

STEP1 2点の高値同士(安値同士)をラインで結ぶ

STEP2 高値(安値)はヒゲと実体のどちらが正しい?

STEP3 トレンドラインを引くタイミング

STEP4 トレンドラインの引き直すタイミン

STEP5 トレンドラインの無効化

STEP1
2点の高値同士(安値同士)をラインで結ぶ

トレンドラインを引くためには、

上昇トレンドの場合 ⇒
起点となる安値と起点より切り上げた安値を結ぶ。

下降トレンドの場合 ⇒
起点となる高値と起点より切り下げた高値を結ぶ。

つまり、トレンドラインは、最低2点以上の高値(安値)があって 初めて引けるラインです。

高値と安値の認識方法が、毎回違うようであれば、 もちろんトレンドラインも毎回違うラインの引き方になってしまいます。

高値と安値の認識方法が固定(ルール化)されていなければ、 なんとなく自分で主観的に引いた『ご都合ライン』というわけです。

正しいトレンドラインを引くためには、正しい高値と安値を認識(ルール化)する必要があります。

高値・安値の定義付けをルール化すると相場が見えるようになります。

トレンドとレンジの定義

高値と安値の定義付け

スイングハイ・スイングロー

高値と安値の定義付けで、最も世界的に使われている方法が、 スイングハイ・スイングローというルールです。

「両側により安い高値/高い安値がN本ある足」をというテクニカル指標です。

スイングハイローの定義

スイングハイ ⇒最高値より低い高値のローソク足が、最高値を中心に左右に6本存在する

スイングロー ⇒最安値より高い安値のローソク足が、最安値を中心に左右に6本存在する

影響力があるトレーダーが定義付けているため、6本ルールが意識される傾向にあります。なぜかというと、一週間が日足のローソク足5〜6本で構成されているからです。

スイングハイローの設定値 設定値は好みもありますが、スイングハイローの数え方は 最高値(最安値)を中心に左右5~6本で設定しましょう。

スイングハイとスイングローを左右6本ルールで、 高値と安値を定義付けています。

押し安値・戻り高値と普通の高値・安値の定義

【押し安値】の定義 ⇒ 新高値を更新する起点となった直前の安値

【戻り高値】の定義 ⇒ 新安値を更新する起点となった直前の高値

【普通の安値】の定義 ⇒ 押し安値ではない安値

【普通の高値】の定義 ⇒ 戻り高値ではない高値

直近の最高値を更新した直前の安値・・・押し安値

直近の最安値を更新した直前の高値・・・戻り高値

【押し安値】【戻り高値】の更新

トレンド転換の肝となる、【押し安値】と【戻り高値】の更新について

押し安値Dが定義付けされるのは、高値Cの更新ではなく 最高値(ピンク点線)を更新したとき

トレンド転換・継続の定義 ※買いの場合

【トレンド継続】の定義 ⇒ 新高値の起点となった
押し安値が更新されるまで、トレンドは継続する(買い目線は継続する)
【トレンド転換】の定義 ⇒ 最後に更新された、新高値の起点となった 押し安値がブレイクされたらトレンドは転換する(売り目線に転換する)

トレンド転換・継続の見極めで重要なポイント

①. 高値更新して押し安値A、
②. 高値更新して押し安値Bをつけてアップトレンド確定
③. 高値と安値を切下げて、ダウントレンドを形成。いったんはアップトレンドは終了。
売り目線に切り替えたいが、直近の押し安値Bをまだ割っていないので、 まだ買い目線は継続する。
買い目線だから買っていけるか?というと、ここは静観です。
この場面こそ、勝てるトレーダーと負けるトレーダーの差でしょう。
買い目線だが、アップトレンドが確定するのは、押し安値が作った 高値(赤点線④)を超えてきたとき。ここまで待つべき場面。
それまでは、レンジの可能性を考えるのがベター。
④. 押し安値Bが起点となって作った最高値をブレイクしたので、  ここではじめてアップトレンドの認識ができる。
⑤. 新高値が更新されたので、このときただの安値だった安値Dは、押し安値Dになり、押し安値は更新される。
⑥. 最後に更新された押し安値Dを割ってきたので、ここではじめて  売り目線に切り替えることができる。
トレンドの継続・転換(目線の継続と転換)で、 非常に大切になるポイントは③④⑤⑥の局面です。

縦の青線のタイミングこそ トレンド転換サイン

更新され続けた、最後の押し安値がブレイクされてから、ダウントレンドに 転換したのが確認できる。なぜ押し安値と戻し高値が重要なのか?
新高値や新安値を作るくらいのポジション(建玉)が、 押し安値や戻し高値には、溜まっていることが重要な理由です。

(左図)Bの押し安値は、買い方が売り方に勝ったポイント。 CやDの売り方がBをブレイクしない限り買い方優勢と判断できる。

重要な押し安値を守れた事実(買い方の勝ち)
⇒ まだ買いポジション(建玉)の方が多い=買い目線継続

(右図)Bの押し安値は、買い方が売り方に勝ったポイント。 その後、Cの売り方がBをブレイクしたことで売り方が優勢と判断できる。

重要な押し安値を突破された事実(買い方の負け)
⇒ 売りポジション(建玉)の方が多い=売り目線に転換
重要なポイントは、 新高値や新安値の起点となった【押し安値】や【戻り高値】

STEP2
結ぶ2点の高値(安値)はヒゲと実体のどちらが正しい?


ヒゲを対象にしているトレーダーもいますし、実体を重要視している トレーダーもいるからです。
ヒゲと実体のどちらで結ぶのかを決めて、トレンドラインを 結ぶためのマイルールを持ちましょう。

STEP3
トレンドラインを引くタイミング


実は、トレンドラインの引き方には、タイミングがあります。 トレンドラインを引くタイミング
【上昇トレンドラインを引くタイミング】 直近の高値を更新してから、起点となる安値と直近安値を結ぶ。
【下降トレンドラインを引くタイミング】 直近の安値を更新してから、起点となる高値と直近高値を結ぶ。

しっかりと高値(安値)の更新を待ってから、トレンドラインを 引くようにしましょう!

STEP4
トレンドラインの引き直すタイミング

トレンドラインの引き方には、もうひとつルールがあります。 それが、トレンドラインの引き直すタイミングです。

【I】高値を更新したので、安値①と安値②を結び正しいトレンドラインを    引きましたが、その後、チャートは右図【II】のようになります。

【II】トレンドラインを価格が終値で下回ってしまいました。しかし、まだダウ理論的にはアップトレンド継続。

この場合、トレンドラインを重要視しているなら、    トレンド転換を警戒しなければいけません。

【III】最初に引いたトレンドラインを割ってきましたが、安値③をつけて再度高値更新してきました。それでは、この後のトレンドラインはどうすればよいのでしょうか?

【IV】最初に引いていたトレンドラインは意識されていなかった可能性があります。
再度、起点の安値①と直近の高値を更新した直前の安値③を結んでトレンドラインを引き直しましょう。このトレンドラインが意識される可能性があります。    

その後、安値⑤で綺麗に反発していますね。 トレンドが崩れるまで、トレンドラインを引き直していきましょう。

STEP5
トレンドラインの無効化

トレンドラインを引き直すことで、意識されるトレンドラインが 引けるようになりましたね。
『でも、いつまで引き直せばいいの?』 または、『いつまで引き直すことができるの?』
当然、疑問に思うはずです。
もちろん、引き直しができる限界が存在します。

[トレンドラインの無効化]です。

これを知らないと、『ご都合ライン』になってしまうので注意してください。

最高値を更新した直近の安値のことを押し安値と言います。
押し安値⑤を価格が更新した時点(上図の青帯)で、現在の トレンドラインは無効化になり、これ以上トレンドラインを 引き直すことができなくなります。
つまり、ダウ理論的にトレンドが崩れた時点でトレンドラインは 無効化されるということです。
これが、トレンドラインの無効化です。

意外とやってしまう間違ったトレンドラインの引き方

知らなければ意外と多くのトレーダーがやってしまう引き方です。

青色のトレンドラインは、一度崩れたトレンドの安値を結んで 引いてしまったトレンドラインになります。
赤のトレンドラインは正しいトレンドライン。意識されているトレンドラインだから、チャートの右側でもレジスタンスとして機能しています。

このようにチャートを読み解くためには、正しいトレンドラインを引くことがとても重要になります。

まとめ

トレンドラインを引く時に気をつけること

◆どのトレンドにラインを引いているのか意識すること
◆トレンドの規模を統一すること
◆1トレンドに1トレンドライン

トレンドラインの引き方簡単ルール①
スイングハイとスイングローを対象にしてトレンドラインを引く

トレンドラインの引き方簡単ルール②
スイングハイとスイングローを対象にして引いたトレンドラインの 時間足をひとつ下げる

必ずこのルールに沿ってトレンドラインを引けば、 高値や安値もトレンドの規模も統一することができるようになります。

暗号資産市場は魅力的な投資機会を提供していますが、十分な知識とスキルを身につけることが不可欠です。継続的な学習と市場のトレンドに敏感に対応することで、暗号資産での収益を最大化することができるでしょう。忍耐強さと冷静な判断力を持ちながら、自身の投資旅を楽しんでください。

※投資に関する情報は、市場の変動やリスクのため正確性を保証するものではありません。投資の決定には独自の判断とリスク管理が必要です。本記事は一般的な情報提供のみを目的としており、具体的な投資アドバイスではありません。自己責任で行動してください。


このノートは暗号資産(仮想通貨)投資を始めたいけど、何から始めたら良いのか分からないという妻のためにまとめたことを発信しています。
妻のように暗号資産投資を始めてみたい方のお役に立てると幸いです。

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