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月島軍曹の故郷、佐渡島へ行った件


佐渡島へ

ゴールデンカムイに激ハマりしたのは、去年(2023年8月)のときのことです。
無職中に暇だったので北海道一周旅行をしようと思いつき、北海道までのフェリーで向かうことになりました。
フェリーは海洋上では電波が入らず、スマホがつながらないので電子書籍でゴールデンカムイをダウンロードして船内で一気読みしました。
読み終えて一番好きになったのは月島軍曹です。
私は元々月島軍曹の中の人の大ファンでしたので、そのせいもあるかもしれませんが。
ついにゴールデンカムイヲタク歴約9か月目で、月島軍曹の故郷である佐渡島に行ってきました。

佐渡島旅行で気を付けるポイント

  1. 街灯が少なくて危険。夜になってからの一人行動は絶対にやめましょう。

  2. 島へは基本船移動になるので酔い止めがあるとよい。フェリーもジェットフォイルもたらい船も三半規管が弱い自分にはだいぶしんどかったです。

  3. バスが少ないのでスケジュール調整は気を付けましょう運行本数少ないです

いざ東京から新潟へ

東京から新潟までは新幹線で移動します。
大体2時間ほどで新潟駅に到着しました。
新潟駅からバスセンターまで、バスで移動します(歩きで15分くらい)。

バスセンターのカレー

バスセンターに到着して、バスセンターのカレーを食します。
新潟にきたら絶対食べたかったカレーでした。
バスセンターに到着したら、目の前にわかりやすくカレー屋がありました。
思っていたより、食べるところが広かったです。
並盛を頼みましたが、ミニ盛にすればよかったと後悔するくらいボリューミー。
昔ながらのカレーという感じがして美味かったです。
バスセンターのカレーのレトルトは新潟県内であちこち売っています。

投稿グルメ泥棒(警察24時に出てきた窃盗犯)


投稿グルメ泥棒のSNS(現在削除済)


バスセンターのカレー(並盛)

ばかうけ展望室

フェリーまで時間があるので、バスで移動してばかうけ展望室まで移動しました。
ばかうけ展望室は地上125mで、無料で登ることができます。
これから渡る佐渡島を見ました。

ばかうけ展望室(奥に見えるのが佐渡島)

さらに時間が余ったので、みなとのマルシェぴあまで徒歩で移動しました。
新潟に来たら飲みたかったヤスダヨーグルトを購入して飲みました。
美味かったです。

ヤスダヨーグルト

フェリーに乗って佐渡島に出発

時間が近づいてきたので、フェリー乗り場まで歩いて移動し、さどまる倶楽部で予約していたフェリーに乗りました。
さどまる倶楽部だと自動券売機ではなく窓口受付が必要になるみたいです。
出航するとカモメが餌欲しさについてきます。
二等席なのでフェリー内はどこでも移動可能です。
寝転がれる席では毛布かぶって寝る体制の人が多いようでした。
新潟から両津港まで約2時間半、最初は外にいたがあまりにも風が強く中へ移動しました。
一度船頭に移動しましたが先端は揺れて船酔いになりかけたので、後半はテーブル席へ移動しました。
夕日が見れると船内アナウンスがあり、甲板に移動してみると、夕日は山側に沈んでいました。
向こう側に沈みかける夕日を見ました。

沈んでしまった夕日

定刻よりはちょっと早く両津港に到着しました。
日が暮れかけているが街灯が少なく、割と身の危険を感じました。
このまま夜になるとまずいので慌てて旅館に向かいます。

暗すぎる両津港

みなみ旅館に到着

両津港から歩いて30分ほどで宿泊するみなみ旅館に到着しました。
こんなに暗くなるなら宿の人に迎車を手配してもいいかもしれません。
胃腸が不穏な動きを見せたのでこの日は夜ご飯は食べませんでした。

みなみ旅館

改装をされていてとても綺麗な旅館でした。
テレビでYouTubeなども視聴可能です。
温泉も最高でした。
日本酒試し飲みサーバーも設置済みで、500円でおちょこ3杯です。
拓は佐渡でしか売ってないそうで、お土産に買おうと思って忘れてしまいました。
次行くときは必ず買いたいです。

日本酒サーバー
北雪は古酒

起床してから、朝風呂に行きました。
近くにトキの巣があると宿の方に教えてもらったのですが、朝イチで出かけるも鳴き声しか聞こえませんでした。
次行くときは姿を見たいです。

宿の裏の田園

朝ごはん、美味しかったです。

みなみ旅館の朝食(ご飯おかわり自由)

月島軍曹ゆかりの地タクシーツアーへ

翌日は佐渡島(ほぼ)一周タクシーツアーへ出発することになりました。
旅館までタクシーが迎えにきてくれました。
最初は両津港まで戻る予定だったのですが、予約前々日くらいの確認電話で旅館に迎えに来てくれることになりました。
迎車は大変ありがたかったです!
ちなみに運転手さんは会社に命令され、ゴールデンカムイを読んだが5巻までしか読めなかったそうでした。
15巻だけは佐渡島が載っているので流石に予習してきたらしいです。
(まだゴカム新潟展が始まったら申込者増えるんじゃないかなあ)
10巻までは我慢して読んでください、と伝えておきました。

大野亀

グングン移動して大野亀に到着しました(ここまで約36km)。
10時にみなみ旅館を出発して、大野亀には11:10時に到着しました。
運転手さん曰く、大野亀に登るのは現地の人でもハードワークらしいです。
夏はよい海水浴場になるそう。
藤の花が綺麗に咲いていました。

大野亀
藤の花

跳坂(Z坂)15巻183P「その髪も俺にとってはいとしげら」

15巻183Pに登場する、「その髪も俺にとってはいとしげら」のシーンの跳坂(Z坂)に11:45くらいに到着しました。
由来は遠目から見るとZに見えるかららしいです。
砲弾で吹き飛ばされた月島軍曹が思い出す、いご草ちゃんに「いとしげら」と告げるシーンですが、もう少し手前で写真撮った方が浮島が入ってそれらしくなったかも……

跳坂(Z坂)
その髪も俺にとってはいとしげら

尖閣湾 15巻176P「遺骨」扉絵

タクシー運転手さんのガイドを受けつつ尖閣湾へ移動しました。
ここに到着したのは12:30頃です。
運転手さん曰く、このちょびっと出てる岩壁がたぶん150話の扉絵らしいです。

尖閣湾
遺骨

ソフトクリームを食べて休憩しました。
島中に佐渡島の塩を使った特別味が売っていました。

佐渡の塩ソフトクリーム

尖閣湾の展望は有料なので引き返してしまいました。
今思うとせっかくだから行っておけばよかったです。

北沢浮遊選鉱場

宿の人にマチュピチュ感があると言われた選鉱場へ立ち寄りました。
到着したのは13:15頃です。
崩落の危険性があるので中に入ることはできないらしいです。

マチュピチュ感がある選鉱場

ガシマシネマ(鉱山長の自宅を改装したシネマカフェ)

ガシマシネマという佐渡島にある古民家を改装した映画館へ行きました!
狭い一本道だったのですが、狭い道をスイスイ運転手さんが登って行ってくれます。
映画館には13:30頃に到着しました。
映画館なので勿論映画館優先です。
カフェ利用は映画上映の妨げにならないように隣室のカフェで静かにカレーを食しました。
テーブルがミシン台ですごい。
カレーも香味野菜で大変美味しかったです!

映画に関する本がたくさん並べられている
香味野菜のチキンカレー

佐渡金山

佐渡金山へは14:15くらいに到着しました。
フェリー乗り場に書いてあったのですが、佐渡金山は世界遺産登録に向けて頑張っているらしいです(世界遺産推薦決定)。
山に登ることもできるらしいのですが、時間がないので山には登りませんでした。
いつか登りたいです。

佐渡金山
掘りすぎてV字になったらしい

夫婦岩 15巻161P「でも私はその髪が好きだと伝えました」

夫婦岩へ到着したのは14:30頃でした。
月島軍曹がいご草ちゃんに告白した場所です。
月島が子供の頃暴れていた場所が宿根木(=月島の出身地)なんですが、夫婦岩まで40km近くありました。
夫婦岩のお土産処では「はじめちゃん」と書かれたいごねりが売られていました。

夫婦岩
でも私はその髪が好きだと伝えました

はんぎり(たらい船)

16:20頃に小木に到着しました。
たらい舟体験へ向かいます。
佐渡島は3箇所たらい舟を体験できる場所があるが、小木ははんぎりと呼ぶそうです。
たらい舟に乗って海へこぎ出したんですが、ライフジャケットを着ていても海抜0なので普通に怖いです。
船頭のおじさん曰く、上下運動なので腰には来ないそう。
20mの海藻がゆらめいていて誘い込まれているようで普通に怖かったです。

小木の海
水深20M

宿根木 15巻163P「島の人間はみんな私をそう呼ぶからです」

宿根木へ到着したのは16:50頃です。
ちなみに宿根木の町に回るために100円の基金が必要になります。
月島が悪童と呼ばれて暴れたのが宿根木の三角家の前なので、ここが軍曹の故郷だと思われます。
吉永小百合さんも三角家の前で撮影したらしいです。
鶴見中尉も何故かこの前で決めポーズをしていました。

三角家
島の人間はみんな私をそう呼ぶからです
鶴見中尉「……」
宿根木の町並み
佐渡へ帰ると島の連中が私を幽霊のように見るのです

タクシーツアーは7時間予定でしたが、運転手さんも7時間では無理だと初めからおっしゃっていました。
7時間半で終了でした。

時間的にはこんな感じ

かもめ荘に到着

二泊目のかもめ荘へは17:30頃に到着しました。
この辺りから本格的に胃腸が怪しくなり、せっかくの晩御飯を半分くらい残してしまいました。
私は海鮮が苦手なので海老抜きにわざわざしてもらったのですが……

かもめ荘の夜ごはん

かもめ荘の温泉は、近所の人も入りにきていました。

かもめ荘朝食

西川ゴールドパーク(砂金採り体験)

三日目は西三川ゴールドパークへ砂金採り体験へ向かいました。
かもめ荘(小木温泉)からはバスに乗って西三川まで移動しました(大体30分くらい)。
このバスも土日しか運航していないらしいので、要注意。
西三川のバス停からは歩いて5分くらいでゴールドパークにたどり着きました。
入場料が1,200円で、追加料金でキーホルダーを作ったらグッズショップが安くなったりするらしいです。
私はあまりにもやる気がなさすぎて、係員のおじさんが採ってくれた砂金しかゲットできませんでした。
同行者全員とも取れ高が悪かったので、初めに指定された場所が悪かったんだと思います。

係員のおじさんが採った砂金

両津港からジェットフォイルで本島へ

西三川からバスに乗って両津港へ向かいました。
土日しかバスが運行していないらしいのですが、4人しか乗っていないので運営的にどうなのか、そのうち全部廃線になりそうだと思って帰ってきました。
昼ご飯は両津港のりば食堂しおさいでラーメンを食べました。

あごだしのラーメン

売店で佐渡海洋深層水という謎のミネラルウォーターを買いました。

佐渡海洋深層水

両津港の下にあるカフェ「maSanicofee」でバタートーストとラテをテイクアウト。

maSanicofeeのバタートーストとラテ

ジェットフォイルで本土へ

帰りはジェットフォイルで本土へ帰りました。
この辺りから天気が崩れ始めました。

ジェットフォイル

帰京

一時間ほどジェットフォイルに乗り、本州に帰ってきました。
朱鷺メッセでアイドルのコンサートをやっていたらしく、フェリー~新潟駅バスの乗員はすごいことになっていました。
それでも今の仕事がフルリモートになったら佐渡島に移住したいなあ、という魅力に取りつかれる島でありました。

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