入院顛末記②

 ~前日入院~
10時くらいに病棟に来てくれと言われたので、超大型スーツケースを押して病院に向かいました。
日曜だったので、入院手続きができず、そのまま病室に入ることになりました。
しかし、病棟がマジで暑い。
時計の温度計表示も29度を差し、気休めに扇風機が回っていますが、汗が止まりません。
前日はわりとまったり過ごし、看護師さんに持参薬を渡したり、回診の先生に手術個所をマーキングされたり、荷物を開けて整理したりして過ごしました。
ポケットwifi は禁止とパンフレットに書いてあったのですが、先月から許可が下りるようになったとのことで大変ありがたいです。
窓際で使うようにと書かれていたので窓際の病室がいいなと思っていたら結局廊下側だったので、wifiが入るか不安だったのですがしっかりと電波入ってくれました。
18:30から刀ミュの配信があったのですが、むしろ家の回線よりスムーズに視聴することができました。
手術のために下剤を飲むことになったので、腹がゴロゴロしててあまりよく寝付けないまま眠りました。

~手術当日~
朝は6時起床で、耳元のナースコールからの放送で起こされました。
検温と検尿と採血を経て、おなかがかなり減っていたのですが、前日から絶食のため朝食は食べられず。
みんなが朝食を食べておいしそうな匂いが漂う中、空腹を我慢するのはかなりつらかった……
そのあと回診の先生が来て、手術の順番は2番目になりました、と言われました。
本当は3番目でしたが、一番最初の人が体調不良のため順番が変わったらしいです。
大体11時から手術開始です、と言われ、かなりドキドキして待っていました。
……が、待てど暮らせど誰も来ない。
12時になったあたりで看護師さんがきて、前の手術が押していて、開始が遅れると言われました。
このとき点滴の針を刺して準備しました。
最初は右腕で刺してくれたのですが、あまりうまくいかなかったので左腕に刺されました。
お腹がゴロゴロしていたせいであまりよく寝れなかったので、お昼以降は緊張も解けてしまって昼寝しました。

~手術~
15時になって、前の手術が終わったので、手術室に呼ばれることになりました。
自分で点滴用のパックをゴロゴロ押して手術室に向かいます。
手術室に入り、手術台の上に寝っ転がると、温かい人型のようなものが下に引いてありました。
説明を受けた後寝っ転がると、麻酔のためのマスクをつけられました。
当日の朝実はもめたのですが、腰椎麻酔の予定が、全身麻酔になるとかコロコロ変わっていたのですが、最終的には全身麻酔になりました。
最初は頭がポヤポヤしてくる麻酔、そのあとに本格的な全身麻酔で、急に意識を失いました。

~手術後~
例によって手術室で「かしみんさーん」という声が聞こえ、目を覚ますと早速手術室から出ていくところでした。
しかし手術箇所がとにかく痛い。
後から分かったのですが、手術箇所を埋めるために別の所から脂肪を持ってきたため、そこが麻酔が効いてなくて痛かったようです。
心電図、酸素マスク、血栓防止のために足につけるプッシャーなど大掛かりな機械に囲まれて一睡もできず。
痛み止めも手術後はすぐにできないので、次の日の朝の7時まで点滴してもらえなくてひたすらつらかったです。
朝起きて採血して、検温して、やっと痛み止めの点滴を打ってもらいましたが、これも全く効かない!
そして尿道カテーテルが入っておりました。
これとそこそこ長い闘いが始まることを私はまだ知らなかったのである……

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?