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「インターネットの歴史」から学ぶ「都市間コミュニティ連携」の可能性

かなりざっくばらんにかいつまんで、インターネットの歴史を紐解くと起源はアメリカの大学の学内LAN(Local Area Network)同士をつないだネットワークだったと私は認識している。(もし違ってたのならごめんなさい)

少し具体的に書く(あるいはコピペする)と、1969年10月29日、アメリカ国内のカリフォルニア大学ロサンゼルス校 UCLA、スタンフォード研究所 SRIが、離れた四つのコンピュータ同士をつないで、初めて通信。のちに、カリフォルニア大学サンタバーバラ校 UCSB、ユタ大学を加えた四つの拠点をつなぐネットワークとしてARPANET(アーパネット)が生まれ、これがインターネットの起源となる。

ARPANET

軍事利用目的から始まり、冷戦終結を経て、1990年以降商用利用が行なわれ、インターネットは爆発的に拡大し、世界を大きく変えていくことになるのは周知の事実だろう。

(ちなみに筆者は、日本のインターネットの祖の一つである、慶應義塾大学環境情報学部で学び、また日本初の商用プロバイダ㈱インターネットイニシアティブに新卒でわずか2年勤務のしがない営業だったが入社経験がある。多少詳しいのは恐らくそのためだ。)

私が今回、伝えたいのは、単なるインターネットの歴史ではない。

伝えたいのは「ARPANET」が作られた時、今現在の世界におけるインターネット利用状況(ちなみに、世界全体でインターネットユーザー数は53.9億人、普及率は67.9%。詳細はこちら)や市場規模を誰が一体想像していただろうか、という事だ。

これまで、「つなげる30人」は大前提として、各エリア内のクロスセクターコミュニティを創造し、地域内のHUB人材を育成することを目的としていた。それが、2022年時点で全国12地域で開催する状況となった。

しかし、これまではその12地域を意図的に直接的につなげる機会が無かったのだが、「一般社団法人つなげる30人」発足をきっかけに、「つなげる30人リーグ」を運営することで、そのエリア間ネットワークを創造し、各地域のHUB人材同士が今後は直接繋がれるようになっていく予定だ。

正直私だってエリア間のコミュニティをつなげた(かっこよく言うと「都市間コミュニティ連携」とでも言うのだろうか。しかし残念ながらこのワードはGoogleでヒットしない。)その先に何があるのかなんて分からない。意味なんてないかもしれない。

しかし、それはインターネットの起源であるARPANETが出来た時と状況はひょっとして同じだったのではないだろうか。

実際、昨今、「渋谷をつなげる30人」と「佐世保をつなげる30人」の連携によって、「佐世保の高校生の東京修学旅行時に、渋谷を案内する」プログラムが実施され、その一部では、区役所にて、区長も挨拶に来られるパネルディスカッションイベントも開催された。

今後も、各エリアのHUB人材同士がつながる事でもっともっと面白い企画が産まれていく予感がした。(いわば「日本をつなげる30人」だろうか。)

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