眼鏡屋で嫌な思いをした話と、目の話

目医者に行って、処方箋もらって、眼鏡屋に行った。

なぜかそこには、眼鏡屋が3件並んでいて、個人の眼鏡屋、チェーンが2店。
なぜこんなに並んでるんだと思いなが個人のが質がいいかもしれないと思って、そこに入った。

確かにその眼鏡屋はネットで見ると、高くて(最低でも、フレームで4万くらい、レンズで1万くらい)、でも、私は目が悪いから、いい眼鏡が欲しくて、それだけ払ってもいいサービスがあるなら、買ってもよかった。
まあ、理想は全部込みで3万円くらいだったけど……

で、私の買いたくない感じをかぎ取ったのか、店主がアピール。　
「ここは他所と違います」
「1から視力検査もします。医者の処方は信用ならない」

……わたし、15分前に目医者から帰ってきたばかりなんですが。処方箋握りしめてますが。
お前、医者じゃねぇだろ。
すでに不信感。

「目医者ってね、レンズのことは分かってないから」
「お客さんのメガネも、合ってないですし」

このフレーム、気に入っているんですが。そんなに合ってないってなんですか？
(今にして思えば、角度とかそういう話だと思いますがね)

まあ、ここまでならよかった。
だって、眼鏡屋だし。眼鏡にプライドあるんだろうし。
ただ、次がいただけなかった。

「お客さんの斜視もそれ、眼鏡があってないからですよ」

ハイ！！　私に100ポイントのダメージ！！！
ヒットポイントは瀕死です！！
なぜなら私の斜視は、普通の斜視ではない。

「プリズムなんかでね、うまく変えれるんですよ」

とかなんとかほざいていたけど、無理ですね。だって、視力ないから。片目失明だから。先天性白内障だから。
眼内にレンズないから。

さっきも、病院行って、

「この目はもう、これ以上の治療はないですが、よかったですね、もう片目は見えてますから。不幸中の幸いです」

と言われた直後ですよ。眼球はいい感じに成長できてるんですけどね、と言われてちょっと嬉しかったくらいなのに。

先天性白内障で見えてなくて、斜視で保育園から小学校あたりではかなり色んな人に、目がおかしい、変なとこ見てる、気持ち悪い、言われまくった身としては、

初対面で、知ったような口を聞くな！！！　医者でもないのに！！！　斜視は見えてなくても斜視なの！！！

正直、目のことがあって、自分の顔面は嫌いでしかないが、最近はあまり誰にも言われなくなって(みんな大人になったからね)、もう気にしないことのが多かったのに。

やっぱりみんな気になるのか、正常じゃないのか、と思って、辛かった。

怒鳴りつけたりはしなかったのを褒めて欲しい。

とにかく、やはり自分の見た目のコンプレックスは、かなり根深いのを実感しましたとさ。

たかだか片目が見えないくらいでは、障がい者ではないし、私は義眼でもないし、健常者だが、とてつもなく目が疲れやすいはず。
だから、この評判の良い眼鏡屋で疲れにくいやつを作って欲しかったが。
こんな、勝手に診断を下して、しかも他の眼鏡屋や目医者をバカにするような奴だったとはな。

二度と行くもんか！
私は隣の眼鏡市場でメガネを作るさ！！！
だから、こんなにここには眼鏡屋が並んでいるんだね！！