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283PRODUCTION SHOPへの誘い ~開催の歴史と展示内容の変遷~

 6th横浜公演も間近に迫った2024年4月、秋葉原のアキバCOギャラリーで『283PRODUCTION SHOP 2024』が開催されています。この企画は過去にも何度か実施されていますが、私は基本的に毎回伺っています。
 そもそも、この企画って何なの?ポップアップストア程度の企画じゃないの?限定グッズが出るみたいだけど通販で十分じゃないの?……と思っていませんか?開催されるたびにSNS等で話題になっているので、シャニマスのPなら内容自体は知っている方も多いでしょうが、物販を利用するかどうかはともかく是非その展示内容を現地で細かく見て欲しい。もともとゲーム内外の細かい設定や表現によって解像度の高いシャニマスですが、これによって各アイドルや283プロダクションという事務所自体への解像度が更に上がること請け合いです。

 今回はライブ会場がKアリーナ横浜のため少々離れていますが、遠征勢には合わせてこちらを訪れることをオススメしたい(聖蹟桜ヶ丘の聖地巡礼、よみうりランドや渋谷109でのコラボなど、優先順位は人それぞれでしょうが)。過去の開催内容に簡単に触れつつ、今回はどのような展示になっているのか紹介したいと思います。
 つい昨日伺ったばかりで、その勢いのまま書いているので正確でない箇所があるかも知れません。ご了承ください。


第0回(中止):2020/4/11~4/26

 厳密に言えばこれが第1回なのですが、この当時の社会情勢では人が集まるようなイベントは全く開催できる状況ではありませんでした。ただ、会場のセットはしっかりと作っていたようで、SNSでその様子が公開されていました。
 詳細は分かりませんが、少なくともenza版のホーム画面を再現したリビングルームはこの時に完成しています。


第1回開催:2021/4/2〜4/18

 時期的には3rd名古屋と重なっていた第1回開催。(3rd東京は4/24〜25)
 この頃になっても、まだまだ社会的にイベント開催など制限が多かった時期。調整も難航したことは想像に難くありません。来場者数も相応に少なくなることが予想されたことや来れない人への配慮か、オンラインでの鑑賞を可能としてくれていました。私もオンラインで鑑賞、そのため画像等はありません。
 各アイドルの靴と傘、社長室やenza版のホーム画面の再現など、以降に引き継がれている全体的な基本コンセプトは確立しています。


第2回開催:2022/4/9〜4/25

 4thライブに合わせて開催。私は最終日の4/25に入場しました(ちなみに4/25は開催期間が1日だけ延長されて生まれた最終日です)
 第1回からの大きな違いといえば、今回の新グッズであるアンブレラマーカーが各アイドルの傘に付けられていたこと。もともとユニット順に並んでいたのでどれが誰の傘かは推測できるのですが、これで確実な情報となりました。

 そして4/25の展示だけ特別な状態になっていた箇所が。それは、「4/24の4thライブを終えて全アイドルが事務所にいる」ことを表しパネルが全員分設置されていたこと、そして全アイドルの靴があったこと(しかしプロデューサーの分はスリッパだったので外出していた模様)。更に、はづきさんのメモがライブ終了後の内容になっていたこと。これは4/25でないと見れません。この日に行って良かった。

4thLIVE翌日のはづきさんからのメモ
プロデューサー以外は全員事務所内にいます


第3回開催:2023/4/8〜4/24

 5thライブは3月開催だったため、特にライブ合わせでの開催では無かった第3回。
 ただ、5thでルカ加入のサプライズがあり、『ジ・エピソード』の最終話まで公開された直後での開催。本企画でもルカが「いる」表現になっていましたが、その中でもバキバキに折れたビニール傘が大変注目を集めたのは記憶に新しいところです。

この表現方法には脱帽

 今回の大きな変更点、1つ目は物置部屋の再現。さすがにゲーム内で見た部屋そのままというわけにはいきませんが、資材の細かい部分が見れるのは嬉しい。この段ボールは1万円以上グッズを買うと貰えます(私はそこまで買い物していないので貰っていません)。

 2つ目。各アイドルのマグカップの展示開始。キッチンにあたる奥のスペースを拡張して棚を設置していたのですが、これでまた解像度が上がる。

 ちなみに今回は物販のラインナップに無いためか、傘にはアンブレラマーカーは付いていませんでした。


第4回開催:2024/4/12〜4/29

 そして現在開催中のものがこちら。6th横浜合わせでの開催であり、ライブ後は多少内容が変わるかも知れません。今回はSTREET SEASONとして、アンティーカにオリジナルデザインの衣装が用意されパネル設置されていました。なお、他のアイドルは今回は我儘なまま仕様のパネルです。また、各ユニットのロゴもストリート系デザインのステッカー等になって物販に登場しています。

 今回の大きな変更点、1点目は羽那とはるきの靴・傘・マグカップ設置。これは当然設置されるだろうと思って楽しみにしていたのですが、実は今回初めてはづきさんの靴箱が用意されていました。しかし社長の分は無し。努……いや、一緒の場所に置くわけじゃなく別のがあるってことなんだよね多分。そう思おう。

前回ほど豪快ではないルカの傘
はづきさんの場所が初めて確保されていた
前回から並び順に若干の変更あり

 2点目。各アイドル・社長・はづきさんからのメッセージが付箋として残されています。基本的にユニットで固めて貼ってあるので見つけやすいのですが、アンティーカには注意。でも面白いので必見です。ぜひ全員分探して読んでください。

こ ん な と こ ろ
小口精算③を何に使ったのか

 一応このパイプファイルのタイトルを第2~4回で比較してみましたが、タイトル自体に変更はありません(並び順は若干違います)。S.T.E.Pなどのゲーム内イベント追加に合わせて変わっているかと思いましたが特にそんなことはなかった。その辺りの資料は各ファイルの中に入っているのでしょう。



 ということで、ポイントとなる箇所の画像を用いて283PRODUCTION SHOP 2024の様子をご紹介しましたが、やはり百聞は一見に如かず、実際に見ると予想以上に楽しめると思います。
 シャニアニで事務所のレイアウトがかなり明らかになったため、やはりそれとは若干違うなと思う部分も出てきてしまっていますが、enza版の再現としては非常にこだわった造りになっています。

 物販も充実しています。今回初出のものが多数あり、4/20からはトレーディング系のグッズも追加されます。A5アクリルパネルは凄く綺麗。40cmのアクスタって実物を見ると思ったよりデカい。

手前の通常サイズと比べても明らかにデカい40cmアクスタ

 今回書下ろしのストリート系デザイン関係のものはそれなりの弾数を用意しているはずですが、ユニットロゴステッカーは開催4日目にして全て枯れていました。

 来場にあたっての注意点としては、土日や特定日は整理券が配布され入場規制がかかること。秋葉原なので時間を潰すのには困らないのですが、フリー入場狙いの場合は運が悪いと13時とか14時くらい、あるいはもっと遅くまで入れないことも考えられます。整理券配布は10時頃、それでも入れるのは11時~12時くらいになるので時間に余裕を持ったスケジュールを立てる必要があるでしょう。(4/20・21・22は開場や整理券配布が1時間前倒しになるようです)
 ライブ前に寄るのであれば、秋葉原→Kアリーナまで1時間少々かかることも考慮して……フリー入場まで待つと結構ギリギリか?
 いずれにしても公式の情報を参考に、行ったことが無い人も過去開催で行ったことがある人も是非どうぞ。


 最後に、うろ覚えですが会期前半の場内レイアウトを作ったので載せておきます。どうしても誰々の付箋が見つからない……なんてことは無いと思いますが、万が一そうなったらこちらの図を参考に探してみてください。
 会期後半も可能だったら行きたいと思います。

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