マガジンのカバー画像

詩集

481
詩集です。
¥800
運営しているクリエイター

2016年6月の記事一覧

つむぐ私を

つむぐ私を

若気の至りね。
あなたの誘いに乗ったのは

若気の至りね。
あなたを好きになったのは

若気の至りね。
今なら、きっと

そうやって、違う私を
毎日 つむぐ。

きっと今は
あの頃の思い出話に
出来るはず

私とあなた
交差点で すれちがっただけなの

いつしか きっと
私は つむぐ
機能さえ
とまってしまうから

その日まで
私は毎日
新しい私を
つむぐ。

もっとみる
月と星がめぐるとき

月と星がめぐるとき

月と星がめぐるとき
きっと あなたの 力になれる

月と星とがめぐるとき
きっと あなたの そばにいける

月と星がめぐるとき
きっと 私たち 一緒になれる

月と星がめぐるとき
たぶん 一生 離れない

もっとみる
息子

息子

息子が うろうろ
息子が あーん

お豆腐おいしい?
おかいさん、おいしい?

にこーと 笑う息子

息子が ポロポロこぼす
ぐしゃぐしゃ たべる
手で つかもうとする

にこーと 笑う息子

ちょーだい、ちょうだい。

にこーと 笑う息子

もっとみる