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読んだ本のレビュー「名もなき受刑者たちへ「黒羽刑務所 第16工場」笑っちゃいけないけど笑っちゃう

読んだ本のタイトル

名もなき受刑者たちへ「黒羽刑務所 第16工場」
著者:本間龍 氏

あらすじ・内容

人気TV番組『マツコの知らない世界』でも取り上げられた、本間龍の「刑務所の世界」。その知られざる世界を描くノンフィクション。
詐欺罪で逮捕された著者が入れられたのは、栃木県の「黒羽刑務所第16工場」。どんな恐ろしいところかと思いきや、なんとそこでは高齢者、障害者、同性愛者が助け合いながら服役していた。そんな私に言い渡された役目は「用務者」。彼らを補助することが私の“お勤め”だったのだ。愛すべき仲間との日々。そして、彼らを待ち受ける未来とは…!?“社会の縮図”とも言われる刑務所の実態を元受刑者が克明に描写する。
(以上、Amazonより引用)

感想

オリンピック中止をスッパッ抜き、電通に詳しい人と言えば本間龍 氏。
でも、その前は刑務所のルポを書いてたらしい。
前に、「実録!刑務所の掟 ~その驚くべき日常~」

は読んでたが「この名もなき受刑者たちへ「黒羽刑務所 第16工場」」は読んで無かった。

そして、AmazonのKindle Unlimitedで読めたので急ぎ読んでみた。

ゲイの人達と要介護老人、障害者を同じ施設に入れるとは、、
個性的なゲイな人達、しかも性的対象が男性だから刑務所では一緒に出来ない。
だから隔離する。
でもゲイ用の施設は無いから要介護者と一緒にされる。。
文書が上手いからコミカルに書いてあるけど、けっこう辛い状況だと思う。

しかも、知的障害者の人にはバカにする奴が居ない天国のようだ、、
でもこの天国も期限付き。
刑務所で労働出来ない人は刑期を全うしても賃金が出ないのでほぼ無一文でシャバに出される。。
そして、生活苦になり刑務所に戻る。
刑務所が楽だからじゃ無い、刑務所しか居場所が無い事が問題なんだと思い知らされる。

そして、この姿は明日の自身かもしれない。
そう思うとこの国の国民性って、表面は取り繕ってるけど本性は本当に冷たいよな。。

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