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「ヴィンランド・サガ 23巻」感想・ネタバレ

どんな本?

11世紀頃、あらゆる地に現れ暴虐の限りを尽くしたヴァイキング。

その中でも最強と言われていたヨーム戦士団の戦鬼トールズの子。
トルフィンと名づけられた男が主人公。

アイスランドで産まれ、農夫&漁師の息子として育ったのだが、、
ヨーム戦士団のフローキがドールズの暗殺を傭兵のアシェラッドに依頼。
ドールズはトルフィンの目の前で殺されてしまう。

親の仇のアシェラッドを追いかけて幼くして戦場を生き場所としていくトルフィン。

そんな中で、アシェラッドはデンマーク・ヴァイキングの第二王子クヌートと組み。

王座奪取のためアシェラッドはクヌートにされた。

動揺したトルフィンは、クヌート王子の顔を斬りつけてしまう。

デンマーク南部のケティルの農場に奴隷として売られ。

イングランドで奴隷にされたエイナルと出会う。

奉公人から差別と嫌がらせを受けながらも、農地を開拓して奴隷から解放された2人だったが、クヌートの農場接収に巻き込まれてしまう。

クヌートとの会談の結果。
クヌートの統治から逃げ出した人達の受け入れ場所。
ヴィンランドに平和の国を造ると宣言。

10数年ぶりに地元に帰り。
家族に生存を伝え。

新たな大陸、ヴィンランドに平和の国を造るための資金を稼ぐため。
旅を始めるのだが・・
純粋なノルドの戦士のこの男に巻き込まれた。

読んだ本のタイトル

#ヴィンランド・サガ 23巻
著者:#幸村誠 氏

あらすじ・内容

ついに待望のテレビアニメ化! ヴァイキング達が跋扈する11世紀北欧を舞台にトルフィンが本当の戦士を目指す物語。北海最強の武力集団・ヨーム戦士団の居城・ヨムスボルグを中心にバルト海が戦火に包まれたヨーム継承戦争が決着! 物語はついに新章に突入した。アイスランドに帰郷したシグルドを待っていたのは厳父・ハーフダンとの対決だった! そして、巻末スペシャル企画として、伝説の巨弾読み切りを特別収録!!

ヴィンランド・サガ(23)

前巻からのあらすじ

バルドルを人質にして、砦ヨムスボルグの北の城門を開け放ったシグルドだったが、矢が多数刺さっており重傷になっていた。

トルケル軍の決死隊を砦内に入れるためにバルドルを人質にして城門の前から動こうとしない。

このままじゃ、馬に轢かれるかヨーム戦士達の槍衾に刺されるか、、
とにかく死ぬしかない。
アドレナリンが出まくってるシグルドは、それでも良いと言ってたが、、
ヒルドが殴ってシグルドは気絶。
そうして、ギリギリまで茶番を繰り広げていた結果、、
決死隊が砦内に突入する。

それでもたった30人の騎馬突撃のせいであっという間に30人は討ち取られ。
トルケル軍の歩兵はまだ到着していない。
早く門を閉じようとしたら、、

トルケル軍の大将自ら丸太を持って城門を破って突入する。

そして、ヨーム戦士団の戦士達と切り結んで出た言葉が、、

よっぽど鬱憤が溜まっていたんだな、、
これで北門は完全に堕ちた状態になる。
だが、まだ北門のみ。
さらに当初突撃しようと準備していたトルケル軍は南門を攻撃して突破。
砦内部に雪崩れ込んで行く。

この段階でフローキ側の負けが確定。

フローキは攻撃されていない東門から逃げようとするが、、

そこにトルケルがフローキを発見する。

こんな登場の仕方のホラー映画があったな、、
タイトルは知らんけど、、
ルケルから逃れたフローキだったがバルドルとハグれてしまい。
バルドルを探していたら逃げるタイミングを逸してしまう。

そして、バルドルは死のうとするが死にきれず泣いているところをトルケル軍に拘束され。
朝日が上と戦争は終わる。

トルケルとヴァグン両軍の盟主に勝手にされていたトルフィンはヨーム戦士団四代目の新団長になった。

そして、クヌート王から全権委任されている大叔父のトルケルを後ろ盾にしてヨーム戦士団に対して3つの命令を発布する。

1.フローキとバルドルの処刑は中止して2人は船と銀貨を渡して開放せよ。

2.ヨムスボルグを放棄。
金目の物を持ち出した後は、建物、壁、兵器、全てを破壊して堀も埋めて更地にせよ。

3.ヨーム戦士団は解散せよ。

金目の物を敵味方関係なく分配して故郷に帰れとトルフィンは言う。

故郷に帰る宛の無い者は、クヌートの面倒になるようにとトルフィンは命じてヨーム戦士団から去ってしまう。
トルフィンは、旅の続きをしようとするが、グズリーズがシグルドと帰る約束をしてしまっておりもうひと悶着起こる所に、、

トルケルが乱入して来て、トルフィンにトールズの墓のある所に案内して、トールズの墓の前で貸しを返すために決闘をせがむ。

借りを返すためにトルフィンはやりたくもない決闘に応じようとしたら、グズリーズがトルケルに殴りかかる。

トルフィンのために怒るグズリーズにトルケルは揶揄っていたら、、
グズリーズが本気だと知り、トルケルは貸しをそのままに引いてくれた。

でも、グズリーズはシグルドと帰らないといけない。
しかも、シグルドもトルケルとの会話を聞いており、、

感想

シグルドと一緒に帰る約束をしたグズリーズだったが、、
シグルドが、グズリーズにトルフィンから返事を聞いたのかと聞いたら、聞いても無駄だから聞いてないと言って来た。

行って自爆して(フラれて)こいと言い。
グズリーズを送り出して、、、

そのままアイスランドに出航するシグルド達。

嫁さんに刺されて逃げられて、追いかけたら海賊に捕まって、奴隷になって。
大怪我して、結局は嫁さんに逃げられる。
シグルド曰く捨てたらしいが、、

踏んだり蹴ったりなシグルドの旅だったが、仲間達はそれで良いと言う。

そして、アイスランドのトルフィンが生まれた村で、海鳥のヒナを取ろうとして海に落ちた、ユルヴァの子供達を助けたシグルド達は、トルフィンの生家に案内されてトルフィンがシグルドの嫁、グズリーズを盗んで逃亡したと聞かされる。

それからユルヴァはハーフダンが手勢を率いて攻めてくるかもしれないと怯える日々を送る。

そしてハーフダンの元に戻ったシグルドだったが、、
自身で言ったグズリーズを連れ帰れなかったら2度と地元の土を踏まないと言うのを守り。
さらにこのまま独立したいと言うシグルドに、ハーフダンが"1人息子のテメェにそんな自由が許されるわきゃねぇだろが"とブチギレて、シグルドは拘束されてしまう。

その後、シグルドの第二婦人と言われていたハトルゲルドが拘束を解いて、、

夜逃げしようとしていたら、、
思いっきりバレてハーフダンとシグルド鎖で親子喧嘩する。

ハーフダンは貧しいアイスランドを豊かにするために、バラバラだった農場をまとめ。
3隻の略奪部隊を編成して大陸へ派遣したが、充分な成果が出なかった。
さらにアイスランドをまとめて、シグルドにアイスランドの王になれと言うハーフダン。

だが、ヨムスボルクでヨーム戦士団とトルケルの軍の戦争を経験したシグルドは、他国の軍隊はもっと精強でアイスランドの全ての男を集めて攻めても跳ね返され。
侵略されると言う。

ここ100年戦争をしていないのがアイスランドの宝だと言うシグルド。
そしてハーフダンに勝利したシグルドは、

東へ旅立ちノルウェーで何かをしているらしい。

そうやってシグやんが男を爆上げしてハトちゃんと仲間達と一緒に旅立って2年後。

トゥルフィンが大船主になってアイスランドの村に帰って来た。

赤ちゃんだったカルリも大きくなって。
グズリーズとカリルを家族にして一家を形成していた。

そして姉のユルヴァは弟がハーフダンのシグルドの花嫁(グズリーズ)を攫った事が心労となり、色々と取り乱していた。

そして、ハーフダンにイッカクのツノをくれた御礼と、グズリーズの件の詫びに行ったら。

ハーフダンが結婚式挙げたのかと聞いて来て、開催してないと答えると。
ハーフダンが献上された金を使って式を仕切ってやると言って。

トルフィンとグズリーズの家族を招いて結婚式を挙げてくれた。

トルフィンとグズリーズからお礼を言われて、シグルドに頼まれたからだと言って照れ隠しをしていたが。
シグルドは本当に優しい人だとグズリーズが言うと。
当たり前だと言って終わる。

さて、今後どうなるんだろう?


読み切りの沖田総司の話もなかなか・・あ、地元の名前が出てる。

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ヴィンランド・サガ

その他フィクション

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