【わりこみ】
1
バス停につく。並ぶ。バスを待つ。スマホをみる。
その瞬間に6、70代の女性が何気に列に入ってきた。
まぁ、それとなく言い訳をすればパーソナルスペースを意識して少し間隔をあけていたと書けばいいのかな。
でも、どのみち注意したところで逆キレされてしまうだけだから、知らないふりをしてみた。どのみち若い子だったとしても、きっとわたしは注意は出来ない。胸をはって言える自身がある。ビビりだから。
それに相手が年長者だろうが同年代だろうが、注意しただけで、殺されてしまう世の中だから。
そう言えば思い出した。
2
むかし、ある人に対してどうにも怒りがおさまらず危ない時期があった。ほぼ呪文のように恐ろしい言葉・言霊を言い続けていた。毎晩亜里沙(仮名)に愚痴をこぼした。そしてとうとう注意された。
「あんたがもしそうするんだったら、当然私は友だちをやめる。」
亜里沙(仮名)には感謝してもしきれない。
そうなのだ。
恐ろしい行動を起こしたことで失うものは計り知れない。自分ひとりだけではすまないのだ。家族、親戚、友人、職場の人たちなどなどに多大な迷惑がかかる。
そう。ダサいのだ。
3
恐ろしい行動をおこす、あるいはおこしてしまった人のうちの何人の人が、もしかしたら自分も殺されてしまうかも知れない、とは考えなかったのかなと思う。
わたしは相手に手をだしたときは自分も殺されることを覚悟している。
だから、たとえ口論することはあっても、仮にそう思うことがあっても決して一線は越えないように歯を食いしばっている。
今では亜里沙(仮名)の忠告が痛いほどわかる。
4
そういったギリギリのメンタルになったとこでの人間関係が今は非常に希薄になってる気がする。
だから、自分だけが良ければ、誰もみてなければ、気づいてなければ、と平気で割り込むような人もでてくるのかも知れない。
年長者というだけで割り込みを平気でするというのはいかがなものだろうか。こんな年長者なら若い人などは聞く耳を持ってくれないと思う。
でも、その逆も然り、かな。
なんか脱線していたけどようやく話がもとにもどった。
...っていうお話。
Photo by かしるい
20240812
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