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亀の歩み稽古日記

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舞踏家 由良部正美さんのもとで、踊りの稽古をしています。その中で思ったこと感じたことを、溢れるままに日々綴っています。良かったら、ふらりと覗いてみて下さい。
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2021年5月の記事一覧

亀の歩み稽古日記 ~闇を通じて日常と稽古を往来する~

稽古が日常に入ってくる。 感情の闇の渦中にいる時、稽古での闇の話を思い出していた。さて、どうする。さあ、どうしよう。今まさに。 感情のことは、稽古では居つく、といい、流れている情動とは区別している。情動に入っていく時は、カラダを開いて感受してゆき、どこへでもどこまでも流れていく、預けていく。深く開いていると、情動の流れの中に居るな、と感じることができる、まれに。 では感情に入っていく時は? そこには、探る、という方向性があった。カラダを開いて感じていくのとは違い、まるでカ

亀の歩み稽古日記~踊る状態を想う~

踊る状態について問われ、明確に答えられなかったな…と思い、しょぼんとした。何故かというと、そのあと師匠の話を聞いてハッっとしたからだ。 「対話があるということなんじゃないかな。どんなに小さな動きであっても、対話があればいつも新鮮に感じることができる。それは学ぶという事でもあり、理解する事でもある。理解が踊りになるということ。面白いよね。愛もそう、理解があるところに愛があるでしょ。」 それが踊る状態。…何度も聞いている話のはずだが、、、そう、やっと “ ハッ” とした、、ぼ