担当作を売る。
その気持ちで30分のプレゼンを作って、話をしました。魂。
そうしたら、なんとその場で3ケタ数の方が買ってくれました。
その数、110。
購入は強制ではありません。それでも、260人に30分(180人に1回、60人に1回)話を聞いてもらって、110冊買ってもらいました。
手前味噌ですが、一般的に、即売会でこんなに本は売れません。マンガ家や小説家、インフルエンサーの著者などの「ファンがいる層」ならあるかもしれませんが、今回はそうではありません。
「知らない人が書いた本を、初めて会った人が説明して、それが3ケタ冊売れる」など、正直、他に例を見ないと思います。
しかも、会場での認知は当初「ゼロ」。
誰もこの本のことも、著者さんのことも、もちろん僕のことも知りませんでした(発売1ヶ月で2.1万部突破してるんですが…! 無力感…!!)。
それでも22歳、23歳の方々が、講演直後にカバンから財布を取り出し、100人以上の行列を作って、並んで、本を買いに来てくれたのです。
「届く人に届けば、もっともっと欲しいと思ってもらえる本である」という確信が、具現化した瞬間でした。
この嬉しさは、かけがえのないものです。
本が売れたことはもちろん超嬉しいです。
しかしそれよりも嬉しかったことがあります。それは、自分が「役立つ」と思っているものが、実際に「役に立った」「役に立つと思ってもらえた」という事実そのもののほうです。
僕は「ありがとうございます」と伝えながら、自分の担当した本を1冊ずつ、行列の1人ひとりに丁寧に渡していきました。
日頃見ているデータだけでは、絶対にピンと来ない実感。
僕はあの時の感情を忘れることはないと思います。
・
僕は新入社員のとき、正直、書店には行きませんでした。確かまともに行き始めたのは2年目の夏とか。忙しいし、目の前のことで一生懸命で余裕がなかったからです。Amazonでも本は買う余裕はありません。
もしかすると、入社後そのまま「本を読まない社会人」になる人も、世の中には多いのかもしれない。そうであれば、講演は、「まだリーチできていない層に本書を届ける方法の一つが研修かもしれない」と気づくきっかけにもなりました。
そして、ここで少しだけ。ただ、そうは言っても、この実績はまぐれではないと思ってはいます(正直、僕のプレゼンの効果がなければ、260人の参加者がいれど、売れて10〜20冊くらいだったのではないかとも思っています)。それくらい入念に準備をしました。
僕はこの本を「新入社員のときの”自分に”読ませたい本」と位置づけて編集しました。だからこそ、今回のプレゼンは、魂の込もったものになりました。「成否のカギはどこ?」と聞かれたら、正直、そこだと答えます。
ほぼ東京卍リベンジャーズです。
ああそうさ、あの夜から、あなたを迎えに来たんだ!!! 何度しくじろうとも……!!!
(出典:Official髭男dism『ホワイトノイズ』)
・
もちろんこれは、真摯に僕の話を聞いてくれる、将来有望な新入社員の方々の優秀さ・アンテナの高さがなければ成立しなかったことです。
手元に動画も資料も残しています。情報管理の観点などでさすがに一般公開はできませんが、興味がある方はぜひ私までお声掛けください。
新入社員研修、若手社員研修ほか、本を買っていただけるなら研修はいつでも行きます。これから記載する研修参加者の感想をお読みいただいてご興味を持たれた方は、ぜひ、【以下のフォーム宛】に研修をお声掛けください。
https://forms.gle/5pTLBer9pFuaAAu69
本文の最後に、私に貴重なチャンスを与えてくれた今回の研修ご担当の方に、深く、お礼を申し上げます。
実際に研修を受けた方の声(一部)
おまけ:嬉しすぎたメッセージの、一部を紹介
↓研修依頼用フォーム↓
https://forms.gle/5pTLBer9pFuaAAu69