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『ビジネス会食 完全攻略マニュアル』が生まれるまでの話 (2/3)「幹事は面倒さ以上に得できる」という話

22歳、新宿の金融で勤めていた頃、
僕は本当に何もできない新卒でした。

社会人における会食・飲み会・食事会の大切さを、文字通り1ミリもわかっていない。それどころか正直、超軽視していました。

今回、初めて企画から校了まで編集を担当した本が発売になります。
この本は、そんな当時の僕と、同じ悩みを抱えるすべての人へ捧げる、渾身の一冊です。

●『ビジネス会食 完全攻略マニュアル』

この本のメッセージはシンプル。

「幹事の仕事」に全力投球すれば、
それだけで、人生が180度変わることがある

そう、世の中の人に伝えるための本です。



※読むのに2分くらいかかります

●前回までのあらすじ

僕は熱い想いを胸に、yuuuさんに連絡をして、
この企画を世に出したい旨を伝えました。
2023年5月末のことです。

※前回記事


★熱く、深く、濃く、広いyuuuさんの思考

こうして著者のyuuuさんにお会いして、お話の時間を頂きました。

その後。帰りの丸ノ内線。
僕は使命感に打たれていました。

この狂気を凝縮して、最大化して、本にしないと

こなすだけなら、誰にでもできる仕事「幹事」。
でも、ここまで熱く、深く、濃く、広く語ることができる人はこの世には一人もいないのではないか

テーマは俗。確かに俗。
でも、内容は全然軽くない。むしろ、”超本質的”。

そんなコンセプトを据え、本書は徐々に形になっていきました。

★幹事じゃなくても身につけたい、一生モノの基礎教養

書籍はなんと368ページ。
文字数は約14万文字。会食というテーマだけでです。

クライアントとの会食はもちろんのこと、
送別会、歓迎会、忘年会、社内飲み会、懇親会、地域の会合など、
「パブリックなすべての食事会」で使える内容になっています。

幹事になっても、この通りにやれば大丈夫。

なぜなら、本書の会食メソッドは、著者のyuuuさんが、大手広告代理店で”百戦錬磨の会食猛者たち”に揉まれて苦戦苦闘(苦戦苦闘)の末に身につけた再現性の高いメソッドだからです。

●「僕はこれまで、どれだけ、チャンスを逃して来たんだろう」

「ああ、広告代理店の人って、こんなに目の前の食事会に力を注いでたのか……」と思いました。

そして振り返るのは自分の過去。

僕は一体、今までどれほどのチャンスを逃してきたんだろう。もっと本気で、目の前のことをバカにせず全力で取り組んでいれば、何か起きていたんじゃないだろうか。

著者のyuuuさんはこうも言っていました。

『面倒な幹事一つでも、相手に「ここまでやるか」と思わせたら勝ちです。』

今から新卒の頃に戻って、やり直したいくらいです。

★コロナ禍の空白の3年間で「教えてもらう機会」を逃してしまった人へ

この本は、新入社員、若手社員、中堅・マネージャークラス、ほんと誰が読んでも必ず役立ちます。

幹事をすぐにやらなくても、知っておきたいことばかりです。

特にコロナ禍を経て、「会食・飲み会」の作法を学ぶ機会を逃したまま、
社会人としてキャリアを重ねてしまっている人
は、とても多いと思います。

●大人になったら、チャンスは勝手に消えていく

脅すわけではないですが、こういうことは、若いうちに学んでおかないと誰からも教えてもらえなくなるタイプの振る舞いです。

世の中の人全員が、「厳しくても優しい先輩」に恵まれるわけではありません。だから、いつかどこかで、恥ずかしい思いをするかもしれません。

もし、恥ずかしい思いをしなかったとしても、それは「相手が大人だから」かもしれない。サイレント減点だけされて、次のチャンスが気づかぬうちに消えているかもしれません。

この本を作り進めながら、僕はこれまでの自分の振る舞いを反省して、心機一転「これからは全力で頑張ろう」と決意を新たにしていました。

★逃げるから嫌になる。ならいったん、向き合ってみないか?

でも正直、面倒ですよね。

こうも思いますよね。

「現代なら、飲み会なんて時代遅れ」
「成果さえ出していればそれでいい」
「こういう文化からはできるだけ逃げ出したい」

わかります。痛いほどわかります。

でも、僕の父がこの間こう言っていました。

昔の先輩と飲んだら、参加者が50代、60代、70代、70代。
そうすると、幹事は50代の俺になる。

僕たちは人間です。人間は平等に歳を取ります。だから、僕らはこの雑務から逃れることはできないのです。

だったら、「いったんでも極めて、褒められるくらいになっておく」ほうが、長い目で見たらラクできる気がしませんか?

●「昭和的な価値観」に逆張りして、チャンスを勝ち得よう

今こそ、この昭和的な価値観を逆手に取るべき時です。人間は毎日ご飯を食べます。
これまでもこれからも、人は「一緒にご飯を食べた人を大切に」します。

だからこそです。
まさに、「幹事じゃなくても身につけたい、一生モノの基礎教養」なのです!

●幹事はたしかに面倒。でも「それ以上に、得をする!」

それでももちろん、どうしても嫌なら、逃げてもOK。
ぶっちゃけ面倒ですし、気も遣います。疲れます。

でも、一つだけ言わせてください。
やると、実はそれ以上に、すんごい得をするんです!

余談ですが、
担当編集と言うこともあり、先日この本の通りに忘年会の幹事をやってみました。

そしてなんと…とにかく色んな人から褒めていただきました。
こんなに褒められたの人生で初めてかもしれません。

しかも、「忘年会の幹事お疲れ様でした〜! 楽しかったです!」と社内の人に認知してもらえる機会が増えました。本当にありがたいです。
面倒だな…と思っていたけれど、終わった今は、総じてすごく得をした気持ちです。

そんな本書。

実は本書のパワーは、本書の中だけに留まりません。
次回最終回で、本書の著者としてyuuuさんしかあり得なかった理由、そしてyuuuさんがこれから世の中に示しつづける「格」をご紹介します。

(最終回へつづく)


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