見出し画像

2021年4月　たくさん聴いたもの

樫野創音

　こんにちワウペダル～～！！なんかこの挨拶するのめちゃくちゃ久しぶりな気がする。もう5月、さらにゴールデンウイークも終了ですが皆様いかがお過ごしでしょうか？私はついこの前2021年が明けたと思ったら新年度が始まり、あっという間に1年の半分が過ぎようとしていることにびっくりしています。ついこの前アルバム出したつもりなのに気付けばもう3か月以上前……吐きそう……。

　先月はなんだか色々聴いた気がします。年末に今年良かったものという形でまとめてはいますが、流石に一気に思い出すのもな～ということで、備忘録代わりに今月たくさん聴いたものをまとめていこうと思います。

the World / リーガルリリー

　先んじて公開していた『東京』で存分に発揮されているような、彼女たちらしい変化球なようでまっすぐなロックに磨きがかかって面白いEPでした。コンセプチュアルなタイトルが並ぶ中でそのトップバッターに位置している『東京』という曲名に何かを感じざるをえない。


駆ける、止まる / 長瀬有花

　全く知らない方だったんですけど、友達がツイートしているのを見て聴いてみたらめちゃくちゃ衝撃を受けました。大前提として高城みよさん作曲のトラックがとんでもなく良いんですけど、それに対してベストアンサーとも言える歌声でとにかく心地よい。VTuberっぽさがないMVもとにかく最高。この楽曲の不思議な雰囲気をそれぞれが最高のアンサーで返している感じが素晴らしすぎて1日中視聴してました。いやもう本当に好き。


OUR days. / PENs+

　有識者の方々は『今更！？！！？』と思うかもしれないまさかの2015年リリースのアルバム。いや～名前はずっと知ってたんですよ！好きなバンドがいつもめっちゃ対バンしてた気がするけどなぜか聴いてなくって、ちょうどこの辺のバンドをSpotifyで久々に聴き返していたら自動再生で流れてきてがっつりハマってしまいました（多分ツイッターで流れてきたas a sketch padがきっかけ）。この類の音楽を一時期狂ったように聴いてたのに、全然コピーとかしなかったから技術に一切反映されてないな～なんて思いながら聴いています。練習しろ。


PANORAMA / 蒼山幸子

　この淀んで溶け落ちるような雰囲気が心地よすぎる。何より蒼山幸子さんはシンセの音がめちゃくちゃ良い。これ去年リリースなんですね……完全に聴き逃してた……。映像がツイッターでフォローしてる葛飾出身さんっぽいなと思ったら本当にそうで笑ってしまいました。トリップ感さえも感じてしまう素晴らしいMV。


ねずみ浄土 / GRAPEVINE

　推しの新曲！！！！というだけで大事件なんですけど、いやまさかこんな方向で来るとは。以前からペトロールズやSuchmosといった"それっぽい"バンドとよく対バンしてはいたんですけど、ここまで曲にコミットしてきたのは初めてなのでびっくりしました。それでいてバインらしいのらりくらりとした、でも妙にシリアスな雰囲気がいつも以上に出ていて紛れもなく彼らの楽曲。するすると流れるような押韻とシュールな歌詞、でもその内容はこの前に出した『Gifted』と同様にこのコロナ禍という現状にある我々へのシリアスなメッセージ。なんというか、自分が思いつく何倍も高い次元のものを見せつけられてショックでした。今までも大好きなバンドだったんですけど、ここまで衝撃的なのは初めてでしたね。だめだ完全にただのオタクなのでめちゃくちゃ長くなりそうなのでここまでにしよう。とにかく今月のアルバムが楽しみですね……野音のライブもよかった……。


夜行日和 / カクレゴ

　バーチャルのバンドシーンに颯爽と現れ、その未来を担わんとするユニット、カクレゴ待望の1stアルバム。聴いて最初に抱いたのは、失礼な言い方かもしれないんですけど、すごく"不器用"だなという感想でした。コンポーザーのドウジさんは器用な方だと勝手に思っているので、もっともっと音を厚くしたり華やかにしたり出来たと思うんです。けれどそうはせずにあえて『自分たちが出せる音』で戦うという意志というか、音源のさらにその先を見据えた、バンドというものに対する矜持のようなものを感じました。そうそう、インディーズのバンドってみんなこういう風にどうしようもなく不器用で、でもそこがすごく愛おしいんだよなあっていう気持ち、そういえばしばらく味わってなかったな……。ライブハウスに行きたいなあ。


天才の愛 / くるり

　『野球』という名曲が入っているだけで100点です。という冗談はさておき、ここ数年のくるり（というかある程度キャリアを積んだバンドは結構そういう傾向がありますが）は変化と原点回帰を繰り返している感じがあって面白いですね。『潮風のアリア』のようにこれぞくるり！！というような暗くも優しい曲から、中盤のプログレバンドみたいな流れから。このアルバムをもってファンファンさんが脱退して10年ぶりに2人になったくるり。次はどんな作品を出してくれるのか、ただただ楽しみです。


作業の合間に軽～く書くつもりだったのに！！！なんやかんやで1時間以上かけてしまった！！！！これだから音楽の記事は！！！！！！今月はどんな音楽に出会えるでしょうか楽しみですね。書くかわかりませんけど。


え……自分の活動……？


画像1


※カバーイラスト


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？