ある日の診察室

私はアメリカ産の小麦粉がダメである。
これが問題となっているグリホサートの影響なのであろうか。
食べるとその翌日には、湿疹なのか吹き出物なのかわからないが
顔じゅうに赤いブツブツができ、顔が腫れ上がるのである。
そしてそれはなかなか治らず、汚い顔で数週間耐えなければならない。

それなのにパンが大好きな私は、
その辺の「小麦粉（国内製造）」と原材料に書かれたパンを容易に口にしてしまうため、その度に外へ出るのが恥ずかしい思いをするのである。

そして、産地不明な小麦粉を使っていないパンを求めて放浪するのである。

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　　フランス産小麦か自家製粉の国産小麦粉を使っています。
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先日、病院で定期受診を受けた際、
顔がブツブツなのを見てお医者様が
『塗り薬出しましょうか？』
と言ってくれた。

常に余計な薬物は体内に入れたくないと思っている私は即座に
「いえ、いいです。」と答えたが、
それと同時くらいに先生が『ヘパリン出しましょうか。』と言ったので
すぐさま「あ。欲しいです。」と答えていた。

ヘパリン。 。 。
それは数年前に一般解禁された皮膚保護成分である。
今は普通に薬局で買えるが、以前は病院の処方がないと使えなかった。
肌がキレイになると評判の薬で、欲しがる人も多かった。

私が一瞬で態度を変えたのを見た先生は、
ニヤっとしながら『５本くらい出しましょうか？』と私の顔を覗いてきた。

「. . . ２本ください。」

私はその先生のドヤ顔には反応せず、淡々と、でも２本だけもらっといた。
小麦粉に気を付ければいいだけのこと。薬を塗らないで済むようにするのが一番。

「あでも 今は薬局でも買えるようになったんですよね。」
『買えますが、高いでしょう。』
「そうですね。」

などと話して診察は終了。

ココ婦人科なんだけど。

その日から数日、もらった薬を塗っていたが、
数日後の肌はキレイに治っていた。
いつもより治りが早いな。
しかもすべすべではないか。
やはりヘパリンは肌がキレイになる。と再確認したのであった。

。 。 。 。 。

次は５本もらっとこうかな…