負けても嵌るギャンブルの理由

ギャンブルは大数の法則にしたがうので、続ければ必ず負ける。
元手を支払うので負からの出発し、追加投資がかさみ傷はさらに深くなる。
たまに捲れば脳汁が分泌し、チャラに至らなくても満足だ。
「勝っている時点で手仕舞うのが鉄則」とわかっていても、
開始早々少額を勝っても止めにくい。
続けるうちに勝ち分を吐き出し、負けに至っても痛みはそれほど感じない。人間の考えは不合理な事実を、行動経済学が明らかにした。

予想どおりに不合理: 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」
(ハヤカワ・ノンフィクション文庫) 文庫 2013

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