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私なりに考えたママ友論。(人をいじめる人の我慢。産後の支えは誰か。)

ありがたいことに、私がまた思いつきで書いた物にコメントをいただきました。
またその内容が私の思いつきには申し訳ないほどたくさんの想いにあふれたものでしたので、感じたことなどまとめたくて書きます。

こんにちは。え、100%説ですか!ほっとしますね。
ただ、ママ友でも、やはり実家に母親と住んでいる友人はずいぶんと心に余裕があるように見えました。
私は全く知人の居ない場所に家を建て子を育てたので、本音を言える人もいず、40度の熱が出た時も夫がどうしても仕事を休めなければ、たった一人で幼児二人の世話をするしか他選択肢はありませんでした。
その時救いの手を差し伸べてくれたママ友には心から感謝しているのですが、その後疎遠になってしまい、恩返しもできていません。人間同士の普通の友情を育てることができませんでした。
他の地元のママさんたちには「よそ者」と言われ(平成の時代に)、深い人間不信になってました。(その頃から、26年経って田んぼが今全て住宅地になり、よそ者だらけで住みやすくなりましたが)
今思い出すと、産後から子が高校卒業までの期間はどうしてあれほど人を信頼できなくなっていたのかと不思議に思うほど、育児はしんどかったです。
そのせいで、子供にまで人間不信を植えつけ、かつ、その子の言動で周りのお友達を傷つけてしまったこともあり、そのこともフラッシュバックして苦しむときがあったりします。

母親はとりあえず生きるのに精一杯

子どもを産んで母になるって、いざやってみると驚きますが本当にアウェーですよね。
世の中がそのシステムを置き去りにしたままであれこれ発展してるって感じです。

あの、よくビジネス書なんかに出てくるマズローの法則って分かります?
人間の欲求には5段階があり、その序列は下の階層から順に満たされるものである〜というやつです。よかったら検索してみてください。

産後に退院して病院から家へ帰るなり、母親だけが次元のいちばん低い最低限の段階…つまり死なないようにとりあえず生きたい、というレベルにまで突き落とされるのだなと、私は感じました。

とりあえず体が痛い、辛い、ゆっくり休みたいのに眠ることもまともにできない、精神的にたかぶっていて、落ち着いて物事を考えることもできず漠然と不安になる…

そんな状態で社会的な付き合いを求められたってとてもじゃないけど無理なんですよね。めちゃくちゃむごいですって。

そこからなんとか死なずに乗り越えたら、そこからはまた自分で一つずつ順に欲求を満たそうと歯を食いしばって生きていかないといけないんですよね。
生まれ変わったような環境の変化に振り回されながら、母親たちはみんな生きてるんですよね。…みんな見て見ぬ振りしているけど。

こちらにいただいたコメントの言葉も、ものすごくむごい大変な状況だと想像できますが、その反面で決してありえないことではないということもすごくよく分かります。

また背景など想像しても、今より大変さを共有してもらいにくかったはずですよね。Twitterとかもないし。
めちゃくちゃ大変だったと想像します。お疲れ様でした。本当にお疲れ様でした。

この状況を心から理解して労ってくれる人も、もしかしてあまりいないかもしれません。
私はコメント読んでたくさん想像しました。お疲れ様でした。

もう絶対に先では天国に行けるはずなので、今からの人生を自分を甘やかし倒してめいっぱいワガママに過ごして欲しいと思います。

産後の支えは誰になるか

ただ、正直、実母と仲良く育児ができる人はウルトラスーパーレアだと思います。
もちろん一定数いるだろうしうらやましいですが、きっとお母さんとの育児というのもそれはそれで面倒や苦労があるんじゃないかな。

産後の環境の最適解が分からないんですよね。
子育ての理想を考えてみると、
・休みたいときには預けられるくらいには信頼できる大人がいて
・その人が母乳かミルクかミルク母乳の混合か、というような母親の希望する育児方針を尊重してくれて、
・アドバイスを吹っかけてきてこちらのメンタルを削いでこず、辛いときには支えてくれて共感してくれる。

これは、もう片方の親である父親が適任なんですよ。世代や価値観が近くて立場が対等な大人ですから。
そうはなかなかならないのが現代日本社会のひずみでしょうか…。近い将来にはこうあって欲しいなあ。

親世代になると実親でも義理親でも、情報も価値観も子の世代とは全然違うだろうし、対等な立場でもないからどうしても「もっとこうしたら?」という視点になりますよね。

繊細な産後メンタルの「私は親としてやれているんだろうか」という不安を埋められるような関わりができる親子関係なんてスーパーウルトラレアですよ、やっぱり。うらやましいですねえ。
または、隠れた苦悩があるんじゃないでしょうかね。

もう片方の親である父親がイマイチ当てにならない場合(それが現在の多数派ではあるんだけど)、ママ友がさっきの条件には一番近いのではと思います。

ガッツリ預けたりはなかなか難しいですが、薄く広いセーフティネットとしてママ友関係が維持できるといいんですよね。

情報共有をしたり困りごとに共感してもらえたりすると、かなりメンタルが安定します。もちろん、こちらの情報も共有して相手の困りごとにも共感できる自分である必要はあります。

ママ友の楽しさおもしろさ

ママ友って年齢も生まれた環境も経歴も全く違う人同士が、ただ「子どもが一緒のコミュニティにいる」というだけでつながった薄い連携です。
初めは怖いものという印象でしたが飛び込んでみるとめちゃくちゃ居心地良かったですね、私にとっては…。

ママ友同士が仲良くできるのは、ある意味で今後の付き合いを考えなくていいから、という側面はある気がします。

もちろん、私の出会ったママ友たちが皆さん人間的に尊敬できる人ばっかりで、お世話になりまくりという運の良さが大きいですが…。

でも、例えば義理の親兄弟のように今後ずっと付き合わなければいけない相手と思うと緊張もあり距離感も難しいですが、ママ友はそういうプレッシャーがありませんよね。

自分の育児の至らなさをママ友になら素直に話せたり、ママ友から悩みごとも聞いても「あるあるー!私だけじゃなかったんだ!」と、素直に共感できます。

ママ友は普通の友情とは違います。絶対違いますが、私はこんなにも共通点のない相手と接する事が育児中の今はものすごく楽しみになっています。
みんなそれくらいの距離感でいいのではないでしょうか。

生きてることが恩返しでしょう

末長く付き合おうとか恩返しをしようと思うと人間関係は硬くなるように思います。いいんですよ、恩なんか返さなくって。

人は大体、困ってる人がいたら自分のできる範囲で助けますよ。それが多数派だと私は信じていますし、私も人を助けてあげられたらやっぱり気持ちいいですもの。

あの頃のあなたはもう大変な逆境にあって、思わず手を貸した親切な人がいて今のあなたがいるんじゃないですか。それで全てですよ〜!
恩返しなんか、今のあなたが生きていることですよ。その親切なママ友さんだって助けた甲斐もあったってもんです!よかった!

今からなら手を貸す側に回れるな!という人が多くなると良い世の中になるのでしょうね。私も、いざとなったら人に手を貸せる人でありたいです。

我慢で頑張りポイント貯めてる人

ママ友というとマウント合戦になっているとかいないとか。
地元かどうか?持ち家かどうか?私立か公立か?他にも無数にあるんでしょうか、マウント取れるポイントって。

共通の敵がいないと仲良くできない、という人たちはかわいそうですが理解ができます。
マウントでもしないと崩れてしまいそうなくらい、自分そのものを支えていられないんでしょうね。

「私は私として、幸せになるための選択をしています!」という生き方が私の目標です。
例えば、夫と一緒にいたくないと思えば私はもうただちに離婚します。
今、私が婚姻関係を継続しているのは私のためです。子どものためでも親のためでも世間のためでもないです。
私が選んで、私の選んだ相手と私の選んだ生活をしています。(もちろんそれは、夫も同じだと思っています。妥協もあると思うけどそれはお互い様)

こんな勝手な人間ってなかなかいないかも知れないですが、そこはある程度ちゃんと割り切ってやれてないとママ友同士でマウントしたり意地悪したりするような人になってしまうんじゃないでしょうかね。

嫌なのに我慢して親と同居してたり、職場でいじめられて我慢してたり、本当はやりたいことがあるのに我慢してたり。
そのせいで自分で自分の芯が分からなくなってグラグラになってしまって…地元がどうとかどうでもいいことを支えにしてしまう。

ここで言いたいことは、同居や職場が悪いせいで人が人をいじめるというのではないです。
その不満のある環境にいる自分に我慢をさせていることで、どこかでそれを『頑張り』だと勘違いするのがタチ悪いんです。

「こんなにがんばってる私にはこれくらいは人に言う権利がある」と思ってしまう。
何にもがんばってない、ただ自分の意思で選ばないでその場にあるもので我慢しているだけなのに、勝手にポイント貯めてると思ってる。
学生時代の私、こんな感じでした。

勝手な想像です。
その地元ママさんたちは、何か我慢していたんでしょう。その土地に思い入れなんかなくて、違う場所でしたいことがあったのかもしれません。
でも、そこから自分のしたいことを探して見つけて動き出す勇気とエネルギーがないから、とりあえず否定しようのない地元とその他という区別を自分の支えにして立つしかなかった…何年か経てばそんな区別も意味がなくなるのに。

かわいそうな話ですね…そんなかわいそうな人に付き合わされたあなたが気の毒です。お疲れ様でした。

辛いことこそ謝るといいです

お子さんの言動というのはどういったことだったのか分かりませんが…お母さんのメンタルはどうしたって子どもに影響しますからね。

大変な状況をひとりで受け止め続けるのは難しいですから、お子さんにも何か届いてしまってトラブルを生んだのかもしれません。

お子さんの小さいときだと、案外お母さんだけの傷になっていたりします。でもお子さんがある程度大きくなっていたらそのトラブルを覚えているかもしれませんね。

ただ…子どもってたくましいですよね!親の愛とか言いますが、子どもの方がよっぽど愛は深いと思いませんか。
至らない親を何度許して子どもは大きくなるんでしょう。

お子さんとその話はしたことありますか。機会があれば成人した際のお子さんへ話題に出してみてください。

案外覚えていないかもしれませんし、覚えていてもあまり気にしていないかもしれません。
もし万が一まだ許してくれていなかったら…謝りましょう。

フラッシュバックするほど辛いというのは、ひとりで抱えているからですよ。
他人の私が勝手に想像であれこれ書いているのを読んでいたら、少しだけどうでもよくなってきませんか?どうかな。

お子さんに謝って、そこで許してくれても許してくれなかったとしても、あなたにとっては過去の思い出に変わっていきますから、今よりは楽になるはずです。がんばって。
がんばることは我慢ではなく、生きやすく変えていくことです。がんばりましょう。

コメントありがとうございました。言いたいことを長々と勝手に言っててすみません。
たくさんのお母さんとその子どもが生きやすい世の中になればいいのになあと、読んで強く強く感じました。

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