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IDGsツールキット紹介(Collaborating編)

はじめに

ツール紹介の2回目となる今回は、Collaboratingのシールドというツールを紹介する。


シールド

シールドの名前の由来は、ワークで使用するフレームが盾に見えるから名付けられたようで、名前からワークの内容を想像しにくいが、やってみると忘れられないツールになるはずだ。

チームの心理的安全性を高めることができる複数人で取り組むワークでチームビルディングにも適している。

このワークは一言で言うと、フィードバック付きの自己紹介だ。
まず、4つの枠に自分を表す絵や写真を準備し、1つの枠につき1分程度、合計4分程度で自己紹介を行う。
ご参考に私のシールドを例示する。

貸本屋モトのシールド

左上は趣味を、右上に学びを、左下に自分のテーマを、右下に好きな読書についてと将来の夢を示してみた。
4つの枠で描くと色んな面が垣間見えることになる。

聞いている側は、ポジティブなフィードバックをメモしておく。
「ポジティブな」というのもポイントのように思う。
参加者全員が発表を終えると、フィードバックの時間だ。
フィードバックを受ける側は、皆に背を向けて顔を見ない状態で皆様からのフィードバックを受ける。このワークのクライマックスとなる時間だ。
フィードバックを受けている間、なんだか背中と心があったかくなってくる。

このワークは全員が発表とフィードバックを行うため、人数によって多くの時間を要することになる。そのため発表の時間とフィードバックの時間を分けるなど工夫が必要になるケースが多い。
時間はかかるが、実施する価値のあるワーク体験となるはずだ。

やり方

以下に、ツールキットに記載のやり方を紹介する。

1.参加者に紙とペンを 1 人一式ずつ配ります。黒板やホワイトボード ( または自分の紙 ) で 演習の進め方を指示し、参加者に開始してもらいます。

2.参加者は、紙に盾(十字型)を描き、紙を 4 つの部分に分けてください。盾はできるだけ 大きく描いてください。

3.四分割されたそれぞれのスペースに、参加者は 4 つのテーマで自分自身を表現するよう求 められます。参加者は言葉ではなく絵で表現することが欠かせません。

4.テーマは様々でよいですが、例えば次のようなものが考えられます。 「これは私をよく表している〇〇です。私が乗り越えた困難なことは〇〇です。私は〇〇を 誇りに思っています。これはあなたが私について知らなかった〇〇です。私は〇〇で自分を見失いました。私の夢は〇〇です。20 年後には〇〇〇〇」などです。

5.参加者は、1人ずつ自分が書いた作品を見せ、パートを約 1 分間合計4分程度で口頭で発表します。

6.参加者が自分の作品を発表するとき、聴いている人はメモを取り、発表に対して肯定的なフィードバックをしてください。これは後で残しておくように伝えておいてください。

7.全員がスピーチを終えたら、グループリーダーは、その場で演習を続けることも、後で次のステップに進むように指示することもできます。どちらの方法にも長所と短所があります。

IDGs変容する組織 ツールキット紹介より

そのほかのツールキットも知りたい方は、下記の共著書もご参考いただきたい。

そのほかのツール

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