「向島犬」野生の純血種を広島県動物愛護センターで見た!
三原市にある広島県動物愛護センターに行ってきました。昭和55年に日本で初めて動物愛護センターという名称を使って開設された野良犬や捨て犬の収容施設です。
犬を飼いたい人たちへの譲渡も行なっています。そこでとても凛々しいワンコたちを発見しました。職員は「これが向島犬(むかいしまけん、と発音したように記憶します)です」と紹介してくれました。
胸元にツキノワグマみたいな模様が出てくるワンコが多いらしいのです。
「同じ集団で交配が繰り返され、特徴が固まってきたようです」
人工的な繁殖ではありません。野生の繁殖、野良犬です。子犬もかわいいですが、「成犬になってもいいかたちをしています」ということです。
彼らはまだ幼いので、譲渡の前にひとに慣れてもらうため、小屋の中に置かれてひとと触れ合っているのです。
また別の機会に詳しい数字は紹介したいと思いますが、広島県動物愛護センターでは人に飼われたことのない野犬の収容が多いそうです。広島でも山間部は寒く、子犬は冬を越せませんが、瀬戸内海の島嶼部は温暖なのでよく育つのです。
多いのは因島、向島あたりということです。「エサを与える人も多いんですよ」と職員は解説してくれました。隠れ家もあるそうです。そんなところでワンコたちが群れで暮らして、徐々に血統が固まってきたようです。
向島犬🐕 地元の人たちが保護してブランド犬に育てられないものでしょうかね。
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