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ペンギンソルジャ−ー

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そこの疲れているあなた必見です!! 読み終わる頃には活力がみなぎっているはずですよ!!
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#短編小説

12話「第一回ペンギン1グランプリ」

俺たちはこの漫才にすべてをかける!!! できることはすべてした。 ゲビン「どうもー“企鵝”です」 サトシ「今日もね二人で漫才やっていきましょうね」 ゲビン「サトシさん聞いてくださいよ!?最近ね、手足が冷えるんですよ」 サトシ「そんなことあるかいな。お前はフンボルトペンギンだろ、冷えるわけないやろが」 ゲビン「そいでね、服を買いに行こうと思って、ルイビトンに行ったんですけど、店員さんに「お客様のサイズはありません」って言われたんだよ」 サトシ「あたり前やろが!!ペ

11話「出会い系にはまるゲビン」

スワイプ、スワイプ、シュッシュッ スワイプ、スワイプ、シュッシュッ 今日も、血走った目で出会い系の画面を眺める。 ゲビン「なかなかマッチしないな。何が悪いんだ。」 ゲビンは出会い系を、始めて三ヶ月、課金も10万円を超えていた。 プロフィール欄の内容を変えたり、盛れている写真に変えたりするなど、最大限の工夫をした。 時には、出会い系仲間の、氏家に相談もした。 氏家曰く「自分ポイ写真を選ぶことが大事」と言っていた。 そこでゲビンは、自分ポイ写真をフォルダーから探し

10話「カシゲスギスギとゲビンの出会いープロローグ 」

ついに、ゲビンのギャグ小説は10話になりました。 ここまで、この小説を書いてくれた毎回読んでくれた、読者の皆様には最大限の感謝を致します。 今日はこれまでお話していなかった。私とゲビンの出会いについて紹介したいと思います。 ゲビンとの出会いは、かれこれ3年前に遡ります。 私が、公園で地元の小学生に蹴られているところをゲビンが助けてくれました。 そこで、私はお礼としてゲビンを竜宮城に案内し、おもてなしをしました。 ピンクコンパニオンや飲みサー集団などを呼び、宴は大変

第9話「期待される人と期待されない人、ゲビンはどっちなの」

今日、ぼくちんは企画書を提出しなくてはいけない。 しかし、一切やる気が起きずに、布団から出られずにいる。 上司からのプレッシャーに押しつぶされそうになるが、体が動こうとしない。 やらなくてはいけないのは、分かっているはずなのに。 分かっているはずなのに。 ぼくちんは期待されると、急激にやる気がなくなってしまう。 というのも、期待というプレッシャーを恐れ入るのかもしれない。 期待に答えられ無かった時の周りの顔が怖いし、がっかりもさせたくない。 プレッシャーを跳ね

第7話「ゲビンはヘビースモーカーなの?」

部屋中に煙が溢れる 火をつけては、吸い 火をつけては、吸いの繰り返し 咳き込むゲビン ゲホゲホ ゲビン「これだからタバコは不味いんだよな、どうして煙が出るんだよ、タバコ会社はどうにかしろよ、本当にさ」 煙を吐くように、愚痴も出る ゲビンは極度のヘビースモーカーであったが、煙は苦手なのだ 時には、炙ったり、鼻から行くときもあった 五年前 横山「ゲビンこれ吸ってみろ。吸うと頭がくらっとするぜ!!」 ゲビン「なんだこれ!!どうやって吸うんだよ」 横山「火をつ

第6話「夜番でエース」

真冬の凛凛たる寒さの中、ゲビンはいつものように腕を回していた ゲビン「今日も当番かーこのチームも俺がいないと回らないからな」 すでにゲビンは指の感覚を失っていた 連投に連投を重ねる日々 ゲビンの肩は酷使される 松丸「休憩の時間だ!!」 ベンチに戻ると一杯の缶コーヒーを飲みながら体を温める しかし、誰一人として声をかけてはくれない すでにゲビンの中では限界を感じていた ゲビンは決して徳望や名声がほしいわけではない ただ、一週間の休みが欲しかったのだ 松丸隊