君は完璧だ。

君の弱さには過去の影があって、余計な雑味を君は無いものとできる。だから君は完璧なのだ。

弱さを隠す笑い方が、弱さを濃く見せている君は わざとなんじゃないかなって思うくらいで。でもきっと違うんだね。そこには弱さを隠す弱い君がいるだけだ。

理由のある感情が一番美しい。筋書きが見えた方がきっと素敵だと思う。人にはみんなそれがあると君は言った。そういうところが完璧だと思う。

偽物みたいに進む君の物語で私に役が与えられるとすればそれはどんな役か。私は嘘つきだからそんなことばかり考える。

ああ、君みたいになりたい。
私は完璧になりたかったのだ。

憧れるということは、自分を嫌いになることなんだと思う。

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