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「サンプル」を集めることの大切さ

3年前に登録してほぼ放置状態だったnote。

しかも過去記事は単なるつぶやきのようなブログでもあったのですべて削除し、2022年の新たな試みとして再スタートです。よくある年始の三日坊主にならないことを祈ります。誰に。


今回再スタートのテーマのひとつは、記事に書けなかった(ボツにした)エピソードを綴ること。

お気づきかどうかわかりませんが、昨年秋からサイト記事の書き方、姿勢を変えています。それは、書く対象に自分の心情や感想をあまり入れない、客観的な目で書くこと。この変化には理由があるのですが、その話は別の機会にします。


タイミングよく、姿勢の変化に相似するできごとがありました。

柏原市にあるゲストハウスBed&Bicycleに昨年10月、国士舘大学文学部 史学地理学科 地理・環境コースの学生が実習拠点として来柏(らいはく)したことでした。(※来柏の意味は下のページをご覧ください)


ちょうど柏原市にあるゲストハウス Bed&Bicycleの協賛を受けた矢先に取材依頼が来たもので、詳細は記事本文を。


いきなりの依頼だったのでスケジュール調整がつかず、途中一日の取材となってしまったのが残念でした。

が、このひとときだけでも、かつて中学高校で学んだ「地理」とは(おそらく)違う、幅広い分野に跨る学問(産業・観光・まちづくり・環境・自然など)であることを実感しました。

印象的だった言葉が、桐越先生の「できるだけ多くのサンプルを集めましょう」

今でも頭のなかに残っています。


長く地域の情報発信をしてきた経験上言えることですが、ひとつの事象やできごと、その一瞬の言葉を見聞きしただけで、当事者や紹介者の言うところの「素晴らしさ」に、判断つかないケースが時にあります。


もし、その人や活動がいわゆる「すごい話」(「すごい」「とても」は禁句にしていますが)なのであれば、自分の感想だけで語らない。他のひとの声を聞く。なるべく関係者ではない人に。


最終判断は自分の目や感性ですが、どれだけの人がどのような感想を持っているか、どんなデータが背景にあるのか、まずはサンプルやデータをかき集めて考え、言葉にしたい。


そのような意味では、今回の学生の実習も、各自最後の結論に至るまでをサイト記事にしたかった。しかしながら「まとめまではかなり後」とのことで、途中経過だけの記事となってしまったのが心残り。

柏原市を調査した学生もいたので、いつかぜひそのリポートを読む機会をいただけたら、と考えています。


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