『上陸』第4号感想2 「OTHER」朝倉千秋
先日、公式ツイッターからラドンという名前を脱ぎ捨て、『上陸』になったということを知ったので、この記事の表記もそちらに従います。
前記事に続いて、『上陸』第4号の感想記事です。書評のようなかたちに感想をまとめました。
●「OTHER」朝倉千秋
この小説は、徹底的に、あるいは決定的に冷たい。
雑誌自体の末尾に挿入された作者のコメントには、清美に「肩入れしてみた」と書かれていたが、僕はあまりそうは読まなかった。もちろん、作者がある程度まで清美に寄り添っていることはわかるが、どこ