ヘッダ

現実世界の選句異能

まだ俳句を始めたばかりのころ、小林恭二の「俳句という愉しみ」という岩波新書の句会録(めっちゃ面白い)で、「第二芸術論」(作者名を伏せれば有名俳人の句なんてわからんやろ?だから俳句は芸術じゃない)が話題に上り、句会参加者の摂津幸彦が、「あんなもん、余裕で当てられるわ」と言ってたことに、「まじで?」と驚き、周りが「だよねー」って同調したことにさらに「まじ???」と驚いたことを今でも鮮明に覚えている。
何を隠そう、私は、そのジャンルの達人たちが普通に使いこなすスキルが、常人には全く理解・到達できない異能に見えるってのが結構好きで、一気に摂津幸彦のファンになったのだ。句とか文とかではなくてそれがきっかけだったことを書いていて思い出した。とにかくさらに俳句にドハマりした私は、日々研鑽を積み、
そして時は流れた。

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妹である。妹は大学院生で日本語の研究をしている。俳句はたまに母親の句を読まさせられる程度の素人だ。そいつがゼミの句会で最高点をとったという。面白い。妹に俳人の凄みを教えてやる。

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22句の中から妹の句を当てる。

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妹の句は読んだことないが、まずは6点句と思しき句を即答。

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「まさか当てられないとでも思った?」

「まさか当てられないとでも思った?」

火尖、こともなげ且つ会心のドヤLINE!!!
畏怖した??

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した!!!

この夏は
みんなも、俳句未経験者の前で句を当てて、人気者になっちゃおうよ!!!そして俳句人口爆発!

余談:最高点当てだけならまだしも、最高点(16番)の特徴からもう一句を3句まで絞り込むのが少し難しかったです。今回五句示して2句当てなので、今度はピンポイントで当てたいな。


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