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モロッコの化石の街エルフードを歩く
こんにちは!北アフリカの国モロッコは、「化石の宝庫」と言われるほど多種多様な化石が出土します。中でも砂漠の近くにあるオアシスの街エルフードでは、化石の採掘や加工・販売が街の一大産業。そんなエルフードの街を歩いて見つかるものをご紹介します。
化石の山へ行ってみよう
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丘の斜面に、フランス語でLa Carriere des Fossiles(化石採掘場)という標識が現れます。carriereは英語でquarry、「採石場」のこと。アンモナイトの絵が描かれているところもあり、いよいよ化石の本場に来たんだな~という気分が高まります。
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現在、採掘・収集ができるのは、許可を得た業者だけ。でも、わざわざ採石場まで行かなくても、歩いているとこんなふうに化石が埋まっているのが見えます。エルフードで特に多いのは、ゴニアタイトという初期のアンモナイトや直角石という細長い貝の化石。
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こちらは鉱石の発掘をしている職人さん。地中深く掘るときは機械を使いますが、小さいかけらは意外に人間が手でカンカンと石をたたいて取り出しています。
化石を削って磨く
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山から切り出したスラブ(岩のかたまり)を、街の化石加工場へ運びます。といっても、大きな工場があるわけではなく、ここでも職人さんたちがほとんど手作業で岩を削ったり化石を磨いたりしています。
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ほとんどが家族経営の小さい加工場で、子どもがお手伝いをしていたりします。石の表面をきれいに均一に磨くのは難しい作業のように思えるのですが、こうして手でコツコツやっていくんですね!
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化石単体だけでなく、お皿やアクセサリーにしたものも売っています。直角石の入った岩は、削るときれいな模様が出ます。街の中のお店やホテルには、直角石が見えている黒い石のテーブルや洗面台があったりして、すっかり化石の中で生きている気分に浸れます。
エルフードの街の楽しみ方
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街には化石博物館もあります。立派なものはほぼほぼ模型のようですが、この辺りからどんな化石が出るのかがわかり、なかなか興味深い体験ができます。ショップで販売している化石や鉱石は、街のお土産屋さんより品ぞろえが豊富。一見の価値があります。
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エルフードは砂漠の入口にあり、砂漠のテントでキャンプをしたり、ラクダで砂漠の夕日や日の出を見るツアーに参加するときに立ち寄るところ。近くには砂漠の砂に埋めて焼くベルベルピザという名物もあります。太古の生き物たちが泳いでいた土地を歩きながら、現代の砂漠の暮らしぶりを楽しんでみてください。
化石ショップ◎エルフードでは、エルフードの正規化石販売業者と提携してメルカリで化石を販売しています。手元に置いておきやすいサイズのものを手頃な金額で提供、化石ビギナーさんたちにぜひ見てほしいショップです。
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