梅雨の時期にどんな傘を持つか?

沖縄ではすでに梅雨入りをし、本州の方でも「そろそろ梅雨入りでは?」という状況、つまり雨の日が断続的に続いているこの頃になってまいりました。毎度の事ではありますが、「もう梅雨入りしていました」という展開もあるのかもしれないですね。

さて、やはり雨の日が多くなりますとどうしても傘の取り回しというものが気になってきます。そもそも朝の時点で雨が降っていないのに、昼から降るという予報だけで長い傘を持って出るのは少々めんどうです。かといって予報されていたにもかかわらず雨が降り出してから使い捨ての傘を買い求めるというのも、なかなかに情報弱者な気持ちになってしまいますので、これは避けたいなと感じる人が多いでしょう。

実際、一昔前、ざっと25年ほど前の天気予報は、当たるも八卦、当たらぬも八卦状態でしたから、雨が降り出してから考えようという人も多かったかと思います。しかし、現在の天気予報の精度はなかなかのもので、かなりの高確率で自分がいる範囲の12時間後の状況が当たりますし、そもそも一時間後にこちらに雨が来そうだというのはもはや予想というよりも予測の範疇になっています。原因があるので多分この結果になりますという感じですから、占いの当否ではなく科学の精度の問題であり、だからこそ午後雨だというのに傘を準備しないというのはどうにも残念な感じです。

もちろん、使い捨て傘を買う前提で動くという事は、出先で傘を買う事が出来る事を予測しているわけですから、全く残念ではないという考え方もありますが、やはり使い捨てしなくていい物を自分一人の利便性のためにわざと使い捨てるという考え方は多くの人々の理解が得られなくて当然です。

さて、ただでさえ予報が当たりやすいのに、梅雨の時期にはかなりの高確率で雨が降りますから、大きく2つの戦略を選ぶ人に分かれるようになります。予報をちゃんと見て長傘を持ったり持たなかったりする人と、つねに携帯用の折りたためる傘を持ち歩き続ける人とにです。

予報をちゃんと見る人はあくまでも普段通り予報に従って行動を続けるだけではありますが、残念な目に合う確率が梅雨の時期は大幅に低下します。これはこれで梅雨の時期には有効な戦略です。逆に携帯用の折りたためる傘を持ち歩き続ける人は、雨に降られてしまってずぶぬれになる最悪の状況を避けることと引き換えに、降らないのに1日中携帯傘を持ち歩いたという微妙なリスクを負うことになります。もちろんこれは予報を信じて長傘を1日持ち歩くというもっと嫌な目に合わないという事も意味しています。

結局、ハイリスクハイリターンか、ローリスクローリターンかという事なわけですが、梅雨の時期は雨の確率が高いことを考え併せますと、邪魔にならない重たくない傘であれば、毎日傘を持ち歩いてもよさそうです。そしてそれは、長い傘でも携帯折傘でも良いので、濡れる範囲を小さくしたいのであれば長傘を、多少濡れても普段持つ量を減らしたいのであれば折傘を選択すると良さそうですね。

ちなみに私自身はどうしているのかと言いますと、予報を見て長傘を用意しながら、カバンの中に常に折りたたみの傘を入れています。こうすることで、絶対使い捨て傘を使わないというのが私の1年を通じての戦略なのです。


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