見出し画像

小兵選手の戦い方①

「身長の低い選手の戦い方」についてコメント頂きました!!


今回はそれについて、何回かに分けて書いていきたいと思います。

⭐︎ストローク戦での戦い方


小兵選手のストローク戦での大枠のテーマは…

「とにかく相手を止まって打たせないこと」


つまり、相手を常に動かすというのがポイントになります。

止まった状態であれば、ショットの威力勝負になりやすく、大柄な選手が優位になりやすいからです。


この「相手を常に動かす」という方法が、選手によって様々で、自分が面白いと感じる部分です。


まず大前提として…


相手を動かすというのは劣勢(守備的)の状態からではなく、基本ニュートラルから主導権を握った状態が理想となります。


強い小兵選手をわかりやすく大きく2タイプに分けると…

①主導権を握って相手を動かすのが得意な選手

②ニュートラル(守備寄りのニュートラル)から相手を動かすのが得意な選手


になります。


主導権を握って、相手を動かすのが得意なタイプの小兵選手と言えば…


170センチのシュワルツマン(世界最高8位)


シュワルツマンはポジションを大きく下げずに、打ち合うことが多いです。(ポジションを下げれば下げるほど動く距離が、大きくなるので小さい選手は不利になります)。


ポジションを下げずの打ち合いで、なぜシュワルツマンが、戦えるのか…


そのキーとなるショットが、トップ打ちだと思います。


トップ打ちは通常の打点より、早いタイミングで捉えるので、相手の時間的余裕を奪えます。


シュワルツマンが大柄な選手と打ち合い、で勝てるのは、そこがかなり大きいのではないかと。


本来、小兵選手なら、曲線的なボールの軌道で、時間や空間を上手く使う場合が多いのですが…


シュワルツマンのボールの軌道は、どちらかというと直線的。※シュワルツマンと何度か対戦した西岡選手がYouTubeでそう言っていました。


トップ打ちは必然的に、ボールの軌道が直線的になるので…


自分の考察である、シュワルツマンがトップ打ちを得意としていた…というのにも繋がると思っています。


次に、主導権を握って、相手を動かすのが得意な選手は…


錦織圭選手。

ここから先は

647字

主に取材した内容の情報共有。 オープンにしにくい情報など、考察。日常のこと。 マンガのネタバレになる…

スタンダードプラン

¥500 / 月

テニス経験者の漫画・イラストサークル

¥500 / 月

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?