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抜く力

1ポイントを取るのに、80%の力で取るのと、60%で取るのとでは、かなり差がでます。


特にプロツアーでは、一つのトーナメントで1週間、グランドスラムは2週間と、長期戦。


さらにテニスにはオフシーズンがないため、1年間試合に出続けないといけません。


そう考えると、「抜く力」は、かなり重要な能力だと思います。


でも、練習では、全力以上出し切るジュニアの方が評価されるこたとが多い。


もしかしたら「抜いているジュニア」がいたら、「やる気がないなら帰れ」


そう言われるかもしれません。。


ここの見極めはかなり難しいです。


伊達公子選手の話で…


学生時代、とにかく振り回し練習がきつくて、ポジションを下げれば、動く量が大きくなるので、ベースライン付近でプレーをし…


楽にボールが打てるようにボールの勢いを利用した打ち方に変えた結果…


ライジングショットが生まれたそうです。


「楽をする」「手を抜く」


ネガティブな印象がありますが、見方を変えるとそれが強みになることもある。


指導って、めちゃくちゃ難しいです。


運動特性では、「固める使い方が得意な人」と「柔らかく使うのが得意な人」に分かれれます。


柔らかく使うタイプは、潜在的に「抜く力」を理解している場合が多い気がします。

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