深く自分と向き合う時間

これは本当に必要な時間でした。役割という肩書きは十二単のように重く、思ったように身動きが取れずにいました。それに気づいてからは十二単を脱ぎ捨ててもいい。自分らしく生きてもいい。誰かの期待に答えなくてもいい。私の人生を大切にしようという考えに変わっていきました。

心を閉ざしてしまった私はたくさんの本や言葉に勇気をもらいました。精神世界やスピリチュアルなこともその頃に知りました。それまでは超現実派で心の世界なんて全く興味もなかったのです。面白くて読み続けた結果、今の現実が少しずつ違って見えてきました。

振り返ってみると安心安全な場所にいることは刺激も成長もなく、例えるならばぬるま湯なので心地よくて上がれないオフロのようなものでした。それはそれで幸せですけど、きっと私にはまだやることがあったんだと思います。

やりたい事がわからない日々

いざ、自分を生きるといってもやりたい事がわからず、あれこれとやってみては辞めての繰り返し。もんもんとした時期が続きました。ずっと抑えていた自分の好きな事って?本当の喜びって?自問自答を繰り返しながらも食べることが大好きだった私は食べる為に生きているような生活になり、体重はどんどん増えてしまい、8キロも太ってしまいました!ショックすぎる!

食べることで脳が満足をしてしまい、新しい挑戦ややる気は起きずに日々のんびりなペースに・・・それはそれで幸せですけどどこかモヤモヤは晴れず過ごしていたある日、大好きな美味しいご飯が突然に食べれなくなってしまいました。

体調不良でもないのに全くお腹が空かない!

その日は朝から気分が優れず一日中寝ていました。この時初めて身体の声を聞いた気がします。全細胞が訴えているようでした。いい加減に気づいて!何をやってるの!細胞たちのストライキは本気でまず胃腸の機能がストップ。活動休止状態。それからはグレープフルーツジュースとスムージー、サラダなんかをつまむ。食べる量は激減。でも普通に元気。なんで?

ふと今までは脳が食べていたんだとわかり納得。身体はそんなに必要ないとサインをくれたんだ。身体ってすごいな。ほぼ毎日飲んでいた大好きなお酒もパタリと飲まなくなり、朝イチから食べていたチョコもいずこへ。仕事帰りに寄る菓子パンコーナーも興味ゼロ。人ってこんな急に変わるの?食べ物への興味が急激に薄れクリアになっていく思考・・・ちなみに3週間で4キロも痩せましたーーー!

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